早いもので、私たち家族がフィリピンに移住してから、今年(2017)4月で丸4年になります。家内の生まれ故郷である、ここネグロス島シライ市での知り合いと言うと、家内の親戚・縁者がほとんど。その中では珍しく、私がこちらに来てから直接知り合って、今でも家族ぐるみのお付合いが続いている、フィリピン人の友人がいます。
何度かこのブログにも登場した女性、愛称ティンティンこと、クリスティン・エヴァン・ジョイ・セミラーノさん。年齢は30代の半ばで、私たちの家から徒歩15分ほどの場所に、生真面目なご主人と小学生の息子さんの3人暮らし。何を隠そう、我が家のメイドさん、ネルジーを紹介してくれた人。
きっかけは、私が移住直後にいろいろ手伝いをしていた、自宅近くに事務所を構える日本の某NGO。ティンティンはここに勤めていました。フィリピン人離れした、時間やお金に対する律儀さと、礼儀正しさ、そして実に愛嬌たっぷりの美貌の持ち主のティンティン。フィリピン人からも日本人からも頼りにされてる存在。私もすっかり仲良くなり、一時は現地の方言イロンゴ語の先生までやってもらいました。
お世話になったお礼に
私が描いたティンティンの似顔絵
結局このNGO、日本人マネージャーの余りのだらしなさが嫌になり、半年ほどで縁を切りましたが、ティンティンとの交友は続きました。お互いの子供の誕生日パーティに招待しあったり、どこかに旅行したら、お土産を持っていったり。その後、彼女もNGOを辞めて、今ではシライ市内の公立高校(家内の母校)で、教員として働いています。
よくフィリピン人について、約束の時間に遅れるのは当たり前だとか、すぐに他人のお金を当てにするとか、あたかもフィリピン人が全部そうであるかのように、ネット上で悪く言う日本人を見かけます。そういう手合いに反論する時、心の中で思い浮かべるのが、まず家内の顔で、その次がティンティン。フィリピンにだって、几帳面で気遣いを忘れない人はいるのです。(もちろん、他にもたくさんいますが)ひょっとするとこの二人、並の日本人より、はるかにきちんとしているかも知れません。
ちなみに家内とティンティン、両方ジョイという名前。16も歳が離れているけれど、まるで姉妹のように仲がいい。家内とそんな関係なので、私も気兼ねなくティンティンと連絡を取ることができて、メイド探しもお願いできた次第。
フィリピンに移住して、今のところ快適な生活を送ることができているのも、まずは家族の健康と、経済的なゆとり。そして大切なのは、良き友を持つこと。とてもありがたいことに、ティンティンを含めて何人かの友人と、フィリピンに来て出会うことができました。神さまに感謝しなくてはいけませんね。
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