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夏はどこへ行った?


フィリピンでは夏休みと言えば4月〜5月で、一番暑くなる時期です。今年も3月下旬頃から比較的乾燥した晴天が続き、今年も順調に季節が進んでいるなぁと思ったら...。10日ほど前から、日照時間が目に見えて減り始め、朝から土砂降りでテニスができなかったり、夜はエアコンどころか扇風機も不要で、短パンTシャツで寝たら風邪引きそうになったり。

ところでフィリピンの気候。気温から言うと、山岳地帯などの標高の高い場所を除いて、年中夏みたいなもの。でも、どこでも同じかというと、西側と東側で雨の量や乾季の時期などに相当な差があるようです。そりゃ、フィリピンは30万平方キロもの国土があって、日本の37万平方キロとあまり変わりません。場所によって違いが生じるのも当然でしょう。

ということなので、今日の投稿は、私たち家族が住む四国よりやや小さなネグロス島の、しかも西半分のお話。セブは隣の島なので気候は似てますが、マニラ首都圏とは距離がありますので、その点はご留意ください。

さて、子供たちが夏休みに入る4月を、まるで待っていたかのような天候不順が続く西ネグロス。台風が来てるわけでもありません。この傾向はフィリピン中部のビサヤ地方や南部のミンダナオでも同様で、今朝(4月6日)朝の気象衛星写真を見ても、該当地域は雲に覆われています。


出典:AccWeather

フィリピンの気象庁に相当する組織パガサ(PAGASA : Philippine Atmospheric, Geophysical and Astronomical Services Administration)の発表によると、「なんも心配せんでもええがな。去年と一昨年がエルニーニョのせいで夏が長すぎただけで、今年が普通なんやから。」とのことだそうです。

このところの長雨をもたらしているのは、北東から吹く湿った季節風「北東モンスーン」。確かに自宅でも、東側の窓から雨が吹き込むほどの強い風。例年ならば3月の半ば頃には弱まるところが、今年はそれが4月にずれ込んでいるとのこと。パガサは今週末か来週には、本格的な夏の到来を予測しています。

実のところ、別に少しぐらい冷夏になろうが雨が多かろうが、私の生活にはあまり影響はありません。でもこの夏は、子供や家内の夏休みを当て込んで、近隣のビーチリゾート、ラカウォン島に一泊の予定を組んでしまいました。真夏の日差しがあってこそのビーチ。曇ってたら楽しみは半減で、天候が悪いと島へ渡る小舟が出ないかも知れない。

やっぱり、日本でもフィリピンでも、暑くなるべき時期は、それ相応な暑さになってもらわないと困りますね。パガサの予報官の言葉に間違いがないことを祈りたいと思います。


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