その追及が功を奏したのか、ドイツ本国においてアウディAGが具体的な補償に動いたようです。
Beste Derさんの投稿 2017年6月17日
- 補償の対象となるのは、2008~2011年央までの1.8/2.0TFSIエンジン(EA888系統)。
- 修理費用の70%を、アウディが補償する(払戻す)。
- 対象は0.5L/1,000kmを超えるオイル消費量となる車両。ただし、正規ディーラーで純正指定オイルを指定の交換サイクル内に交換してきた「証拠がある車両」に限る。
そんな対象となる車両の分母(全体数)は、785,000台にも上る模様。
まあ、この中で上記条件を満たす車両(分子)が、どれだけあるかってところですが。
あ、もちろんすべてドイツ本国・・・というかEU域内の話で、日本でアウディジャパンが同様に動くかどうかは不明なので悪しからず。
ちなみに、その原因ですが、やはり私が推察した通りオイルリングにあった模様。
ただし、その具体的な内容はまだブラックボックスの中にあるようで、アウディAGは歯切れ悪く
「使用できる材料の禁止やサプライヤーの変更などを理由とした、いくつかの技術的な問題を引き起こすべき事象が重なった結果」
としています。
翻訳がうまくいっていないのもあるかもしれませんが、何とも言い訳がましいというか積極的な説明に聞こえませんね。
これについては、AUTO BILD誌はまだ追及の手を休めずに行ってもらいたいと思います。
それにしても、AUTO BILD誌は素晴らしいですね。
メーカーに媚びずに問題点を追及していく姿勢、まさにメディアの鏡です。
確かにメーカーにとっては、この手のことは痛手でしょう。
補償に要するキャッシュアウトもさることながら、レピュテーション(評判)も短期的には下がりますから。
しかし、短期的に不評であっても、そんな問題をうやむやにしてそのツケを消費者に払わせておくより、こうやって対応した方が遥かにマシなんですよね。
「技術による先進」を謳っていただけあるメーカーですから、消費者も多少のことにはいくらか寛容だと思うんですよ。
ただ、いくらなんでもそんな寛容な消費者にすべてのツケを払わさせるのはお門違いも甚だしいわけで、この後手に回った対応は遅きに失した感は否めません。
ですが、こうやってAUTO BILD誌のおかげで踏み切れたわけですから、アウディAGの膿はいくらか出たように思います。
(まあそれでも70%しか補償しない辺り、さすがというか何というかですが。。)
あともう一点、勉強になったことがあります。
それは、正規ディーラーにて正規点検及びメンテナンスを受けることの大切さ。
保証期間が過ぎていたとしても、この手のことがあった時に証明になるのは正規ディーラーでの記録です。
これがプロショップやカー用品店などでオイル交換していた場合には、そうはいかないことも出てくるでしょう。(まさに今回のケース。)
そんなわけで、オイル交換を自分でやったりと、DIYでやり過ぎていた前車B8A4アバント。
上記条件に当てはまらないので※今さら後悔はないのですが、F30dMで同じ轍は踏むわけにいきません。
※注:日本でアウディジャパンが同様の補償に動くかどうか現時点で分かりませんが、仮にもしそうなったとしたら…の話です。
そんなわけで、ちょっとF30dMのメンテナンス計画というか、根本的な考え方を見直そうかなと思いつつ。
その辺はまた今度ということで。
んでは!
コメント
コメントを投稿