これまでもあの手この手で客観的に見てみようと試みていたものの、あまり良い方法が思いつかなくて公表に至れませんでした。
ですが今回、以下の方法でもうやっちまえって感じで思いつきでやってみたところ、ことのほかうまく行ったので(自画自賛w)、公開しちゃいます。
【対象車両の抽出方法】
- 昨年度(2016/4/1~2017/3/31)、国土交通省|自動車のリコール・不具合情報-クルマの異常を連ラクダ!に不具合報告されたもの
- 2008年(平成20年)初年度登録以降の車両を対象(年式不明のものは型式からモデルを特定し、そのモデル期間の中央値を初年度登録と推定)
※2008年登録以降としたのは、今年10年目を迎えるものを除外したかったからです。あと、平成20年とキリがいいので(笑)
以下の内容を踏まえて、総合的に(もとい適当に)判断しました。
- A(重大)・・・走行不能、重大事故のおそれ大、修理費中~大
- B(支障あり)・・・走行支障あり、重大事故のおそれあり、修理費中~大
- C(軽微)・・・走行に支障なし、事故のおそれほぼ無し、修理費少
- D(除外)・・・原因不明 or 因果関係不明 or 整備時の人為的ミス
単純に不具合報告件数だけだと全体数を無視してしまうので、集計対象とした期間の累計販売台数を分母としたらどうかなと。
これが今まで思いつかなくて苦労しました。
- 以下の計算式で不具合が発生する確率とみなす
- 不具合報告件数 ÷ 累計販売台数(2008~2016)
【データソース】
A(重大)
やっぱり多かったアウディ。経験則から来る予感が当たりました。この中で特に多かったのは、Sトロニックやエンジン関係でしたね。VWも多かったのですが、やはりそちらもDSG絡みが多かったです。ただし、どちらかというとB(支障あり)に回したのが多かったので、A(重大)は思っていたよりも少なかった印象です。
B(支障あり)
先ほども書いた通り、VWで多かったのはDSG絡み。直したのに直っていないという怒りの書き込みがやたら多かったです。
BMWもB(支障あり)は割とありましたね~。ちょっと残念。
C(軽微)
ここでも際立つVW。面白いものでは、ウインカーレバーと逆のウインカーが点くとかありました(笑)アウディは給油口が空かないとか、タッチセンサーが効かないとか、私が一通り経験したものが多かったです。
A+B(重大~支障あり)
A(重大)とB(支障あり)の判定で迷ったのが結構あったので、それらを足してみたもので比較してみました。やはりここでも断トツな、VW/Audi連合。どうなってんだか。。
A+B+C(合計)
そして総合計。やはりメルセデスさまは抜かりないですね。
BMW、ちょっと残念ですが、まあ許容範囲でしょう。MINIも含め、それほどシビアなものが多くなかったのは良かったです。
VW/Audi連合、凄まじいですね。これ、中身も早くお知らせしたいです。なかなかですよ。
そんなこんなで、今回は速報的な内容でした。
次回以降で、メーカーごとに詳細な分析をしてみたいと思います。
おかげでしばらくネタに困らなそうですw
んでは!
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