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メルセデスAMG、ハイブリッドライン「AMG 53」ファミリーを増設か。


AMGと言えば、現在は最もハイパフォーマンスな63ファミリーのほかに、普段使いもしやすくパフォーマンスも十分な43ファミリーが設定されていますが。
来るべきゼロ・エミッション化社会(正確には極低エミッション化社会)に向け、ハイブリッド化に本腰を入れるようです。
それに伴い、新しく「AMG 53」ファミリーを設定するんだとか。

Beste Derさんの投稿 2017年7月1日



記事によれば、AMG 53に使われるエンジンは新開発の直列6気筒エンジン(430HP/320kW)だそうな。
そのエンジンとギアボックスの間に、Integrated Starter-Alternator(IGS)と呼ばれるモーター(67HP/50kW)が仕込まれるわけで、システムトータル出力は496HP/370kWに及ぶ模様。
AMGモデルの出力としては、必要十二分ですね。

また、このハイブリッドシステムには電動コンプレッサー(ターボ用の電動過給機)も備わっているようですが。
なんとこの電動コンプレッサー、0.3秒で70,000rpmに達するらしく、もはやターボラグなどどこ吹く風って感じの鋭い立ち上がりを見せてくれそうです。

さらに、この53ファミリーが徐々に現在の43ファミリーの位置づけに取って代わるとも書かれています。
欧州CO2エミッション規制は販売台数に応じて課徴金が課される仕組みですので、AMGと言えども売れ筋で対策を施しときたいんでしょうね。
となると、やはり3.0リッターV6ツインターボな43ファミリーは案外短命で終わってしまうのかもしれません。

ちなみにAMG 53が適用される最初のモデルは、次期CLS(又は次期CLE)になるようです。
で、その後にCクラスやEクラスやSクラス、GLCやGLEやGLSといったものも展開していく模様です。
つまり、直6を置けるMRAプラットフォーム群がその対象ってことなんでしょうね。


んでは!

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