家から出るなり目を疑った、こんな光景。
(※画像はイメージです。)
・・・え?マジ??
ほんと、そんな感じで目をこすりました。
いつも通りAM5:30前に目を覚ましてすぐ、降雪状況や除雪車が入ったかどうかを確認するために外を見たときは何ともなかったのに・・・。
残念ながら、そのカーポートの下には買ったばかりの愛車が。。
とは言っても、お向かいさんの話(笑)
・・・すみません、、釣ったみたいでm(_ _)m
まあでも、マジな実話です。
お向かいさんのお家、我が家(築9年)より3~5年ほど前に建てたようですが、その時からあったカーポートが耐雪仕様じゃないんですよね。
おそらく積雪荷重30cmとかその程度の強度しかない、デザイン優先のもののようでして。
毎年のことながら、雪が積もると梁(屋根を支える水平な骨組み)がたわんでいたんですよね。
しかも、アーチ型でポリカーボネート板の屋根なので、上がって雪下ろしすることもできないわけで。
で、知っている方は知っていると思うのですが、金属には疲労破壊というものがあって、限界値付近の荷重を繰り返し受けると、本来の設計強度に至らなくても破壊してしまうことがあるんですよ。
言ってみれば疲労骨折の金属バージョンなわけでして、カーポートの骨組みの主要材料であるアルミでもそれは起こります。
今回のカーポート上の積雪量は例年耐え続けていた程度の量だったのですが、おそらくこの金属疲労が生じてしまい、破壊に至ったのでしょう。
お向かいさんでありながらあまり親しくない間柄(…お察しくださいw)ではあったものの、さすがに見て見ぬふりして出勤するわけにもいかんなと思い、会社に遅刻するよ~と連絡をしてから、ある程度救助活動の手助けをしました。
ちなみにその倒壊したカーポートの下には、昨年買ったばかりの某大手T社のミニバンがあり、それが折れた梁を支えているという何とも痛々しい画でした。。
で、ふと気になったのが、これって保険で補償対象になるのかってこと。
すなわち、
- 倒壊したカーポートで傷ついた車両は、車両保険で補償されるか
- 倒壊したカーポートそのものを、火災保険で補償できるか
ってことなんですが。
私が入っているBMW自動車保険こと三井住友海上火災保険株式会社のそれはどうかというと、きちんとFAQに載っておりました。
しかもご丁寧に、自動車保険も火災保険も、両方とも一つのFAQで答えているという。
以下、転載です。
“【自動車保険】大雪で自宅のガレージ(カーポート)の屋根が壊れ、その下の自動車に損害が生じた場合は、補償されますか?
アンサーID : 808 | 公開 2015年06月10日 02:46 PM | 更新 2017年03月01日 03:56 PM屋根自体の損害については、お客さまの火災保険で補償されます。(建物に火災保険を契約している場合に限ります)
お客さまの自動車への損害については、自動車保険の中の車両保険で補償されます。
ただし、実際に保険金をご請求される場合は、事故の状況に応じて個別に判断するため、保険金のお支払いの可否が変更となる可能性があります。
(上記の回答は、GKクルマの保険、自動車保険・一般用、はじめての自動車保険、GKクルマの保険・家庭用/一般用、自動車保険・事業用についての回答となります。)”
というわけで、基本的には補償対象のようですね。
ですので、損害が発生した場合には、以下の対処をすべきでしょう。
- 保険会社に連絡して、指示を仰ぐ。
- 損害状況を写真に撮り、日時と状況をメモしておく。
- 車両の救出や応急処置(安全に出来る範囲で)
数字が優先順位、太字+アンダーラインが保険的に重要と思われるものです。
ついつい、車両の救出を急ぎたくなりますが、まずは保険会社に一報入れるべきでしょうね。
いまどき、24時間365日事故受付しているのが通常でしょうし。
こういう時こそ冷静にその後のことも考えて動くべきですが、突然の出来事だとそうはいかないことも間々あるでしょうから、普段からこういう時はこうするってイメージしておくといいでしょうね。
まあ、あまり考えたくないことですけど(苦笑)
あとはまあ、損害の程度と免責金額、そして翌年からの保険料の値上がりで使った方が得か使わない方が得かの判断。
これは保険を適用させるか否かの、永遠の課題ですね。
こればっかりはケースバイケースですので、とりあえず保険会社に連絡した後、自動車やカーポートの修理がどれほどかかるか見極めて、適用させるかどうか判断するしかありませんね。
あ、あと注意点が一つありました。
それは、カーポートを増築した(母屋を建てた後に別で建てた)パターン。
この場合に火災保険の変更契約をしておかないと、いざという時に補償対象とならなくなってしまいます。
我が家はまさにそのパターンですが、実は入っていなかったりします(笑)
まあ、耐雪1.5m(※1)ですし、2階の窓から簡単に屋根の上に出られますし、免責20万円(※2)なのでわざわざ追加しなくていいかなって判断した次第です。
※1 あくまで新雪時での積雪量です。雪は溶けるとあっという間に2~3倍の重さになるので、冬型が緩んだ後に50cm以上積もっているようなら雪下ろししなきゃ危険ということになります。
※2 カーポートの材工費が70~80万円程度でしかないのに、再調達価額(耐用年数から導かれる残存価値をベースに算定される)が適用される火災保険で20万円の免責があると、大した補償にならないと考えています。もちろん綿密に計算したわけではなく、何となく適当にそう思っているだけですがw
そんなわけで、災難な目に遭ったお向かいさん。
幸いクルマは2台とも軽症っぽかったので、まあ車両保険を使わんで直すんでしょうね。
それより、カーポートを保険会社に連絡する前に自前で撤去していたようですけど、補償は効くんでしょうか?
・・・ま、関係のないことですけど。(←この辺が普段の付き合いを表しているw)
といったところで、雪には気をつけましょう。
んでは!
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