完全に株式市場を敵に回した模様です。
結果、株価は暴落だそうな。
Beste Derさんの投稿 2018年5月4日(金)
先日のエイプリルフールの笑えない冗談でも株価が下落しましたが、懲りていなかったようですね(笑)
それはさておき、テスラは本当にこの先大丈夫なのでしょうか。
というのも、モデル3の生産計画に関する質問に対して、
「ばかげた質問」
「いいかげんにしろよ」
ってな感じで、事実上回答を拒否したのが気になります。
特に、モデル3の予約金を入れた方は気が気じゃないですよね。
この予約金、テスラに万が一のことがあったらどうなるのでしょうか?
モデル3の予約金は日本では15万円と、庶民には決して少なくない額です。
(お金持ちさんはスルーしてくださいませw)
で、「万が一」とは、もちろん破産とか倒産とか言った類の話しです。
そうした場合に、予約金は戻ってくるのでしょうか。
残念ながら、戻ってこない可能性が高そうです。
というのも、この予約金についての保全措置はなされていませんので。
「テスラ モデル3 予約同意書」の第4条〔確認事項及び譲渡等禁止〕には、こんな記載があります。
“テスラがお客様の予約金を他の金員と分別して管理したり、第三者又は信託ファンドに対して預託することはせず、また当該予約金に利息を付すことはいたしません。さらに、お客様の本予約上の地位又は権利義務を、テスラは書面による事前の同意なくして第三者に対して譲渡又は移転することはできません。”
以前、この予約金(当時は手付金と記載)の保全措置が取られなければ預けられないって書きましたが。
本当に取っていないとは(苦笑)
保全措置等がなされていない場合に破産や倒産してしまうと、たぶんですが破産債権の内の一般債権というものに該当します。
そして、この一般破産債権というのは大抵は回収できずに、泣き寝入ることが多いようです。
そんなわけで、保全措置等がなされていないと、破産や倒産の際に回収できなくなる可能性が極めて高くなるんです。
それにしても、以前の記事でほんの少し懸念したことがやや現実味を帯びてきているのが、何とも言えない気分だったりするわけですが。。
ただ救いなのが、同3条〔発注プロセス〕に予約の解約及び予約金の返金に関する記載があることですかね。
“本予約は、日本国内における納車に関する一定の優先的な権利を付与するものであり、車両の購入若しくはその発注の確定又は根拠となるものではありません。テスラはお客様の本予約に基づいた車両の生産時期が近づきますと、それについて知らせ、お客様は納車されるモデル3の構成の設定(コンフィギュレーション)を行います。テスラはお客様のコンフィギュレーションに基づき、車両の注文書を作成し、当該車両の購入価格に税金、輸送費用その他必要費用を入れた見積もりを含む金額を記載した売買契約内容を提示します。お客様がその契約内容に同意し、発注された場合、テスラはお客様の予約金を発注時における購入価格等の一部として充当します。お客様及びテスラは、その売買契約を締結するまでの間、いつでも本予約を解約することができ、その場合、お客様の予約金は全額
返金されます。”
テスラに良心があれば、万が一のことが起こる前にテスラからの解約で予約金が戻ってくるのかもしれませんが。。
ここ最近のCEOを見る限り、期待すべきではないのかもしれませんね。
そう考えると、モデル3の予約金を入れていながらも不安を覚えている方が取るべき行動は、決まってくるような気がします。
そんなこんなのテスラですが。
なんとかこの危機を乗り越えて、自動車業界のみならず様々な分野に革命の風を吹き込み続けてほしいと思ってはいます。
もっとも、CEOがあまりムキにならずに投資家や金融市場ときちんと向き合ったうえで、という前提には立ちますがね。
市場との対話に失敗した企業って、大抵ろくな事になっていませんから。
んでは!
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