その後、なぜか復活してしばらく放置していましたが、ディーラー車検の真っ最中に再発。
ついでに(?)、フロント右(運転席側)のドアロックアクチュエーターも車検中にぶっ壊れてくれたようで。
これ、よくよく考えるとマイF30dMに乗って初めてのトラブルです。
認定中古車で購入後2年間まったく故障がなく、言わばこれが初めての故障。
まあどうせなら、保証期間中に出てくれれば・・・は言わんでおきましょうか(笑)
そんなわけで、車上荒らしにあっても困るので、いずれもリビルト品を調達してさっさと交換してみました。
もちろん、DIYでやりましたよ。
そんなこんなの、ドアロックアクチュエーター交換記録です。
このドアロックアクチュエーターの日本におけるトラブル事例ですが、E9系ではそこそこ検索でヒットするものの、F3系ではヒットしませんでした。
ですが、海外ではそこそこ事例があるんですよね。
日本で見かけないのは、保証期間中に直してしまうからでしょうか?
まあよく分かりませんが、そうなるとDIYの予習に使うのは海外の方の動画となります。
で、以下の2つが分かりやすかったので、何度か見てイメージを頭に叩き込みました。
あとは図面ですね。
上2つの動画でご覧の通り、目視できない手探りでの作業となるので、パーツごとの位置関係を事前に頭に叩き込むには図面を見るに限ります。
【フロント】
【リア】
パーツはヤフオクで、各々1万円程度のリビルト品を購入しました。
新品はディーラー経由だと3.3万円くらい、ヤフオクなどでは2~3万円で出回っています。
ちなみに品番は、以下の通りです。
- フロント右・・・51217229462 (互 51217202144)
- フロント左・・・51217229457 (互 51217202145)
- リア右・・・51217229460 (互 51227202148 他)
- リア左・・・51217229459 (互 51217202147 他)
※マッチングの正確性は保証できかねます。
ディーラーの工数は実作業7+車両テスト4ですので、計11に単価を乗じると出ます。
ですので、ディーラーで交換すると1箇所辺り総額4.5万円くらいってところですね。
交換にかかった時間は1箇所2時間程度でした。
ディーラーの実作業の工数は7 (70分)ですので、やっぱりディーラーの整備士さんって手際がいいんでしょうね(当たり前か)。
というわけで、そろそろいっときましょか。
まず、準備するものから。
- アクチュエーター本体
- トルクス(T25, T30)
- 六角レンチ
- パネル剥し
- 大きめの洗濯ばさみ
- 金ベラ(コーキングベラが塩梅よし。カッターでもOKだけど傷つく可能性あり。)
- ローラー(壁紙張りとかで使うコロコロ)
- 防音材料(ついでにビビり音を解消したいので)
- ドアクリップ(写真にないですがよく壊れるので、用意できるならした方がいいです。)
DIY実施状況はここからになります。
フロント右と左リアと混在する場面がありますが、ご了承くださいませ。
まずは、ドアハンドルトリムをこじって外します。
ドアハンドル本体内で、T25が2箇所とめてありますので、それを外します。
以前の記事で、T20を使ったためT20と書いてしまっていましたが、サイズ間違えてましたm(_ _)m
それにしても、サイズが違ってもなめないトルクスってすごいです。
さてさて、続いてはドアパネルを外します。
やりやすいところからこじって、バキバキ外していきます。
1箇所ずつ順に外していった方が、クリップ破壊率を下げられます。
いきなりフロント右に移ります(笑)
ドアパネルの配線やワイヤーはこんな感じです。
これら配線類を全部外すのは面倒なのでこのままでやりますが、ぶら下げておくと色々と外れたりして厄介なことになります。
(インナーハンドルのワイヤーが外れたりとか。後半それが書いてあります。)
というわけで、こうします。
脚立、ナイス。(逆さに見るとハニワみたいでかわいい 笑)
上の画像では既に取れていましたが、中張りを剥ぐ前に各々こんな感じで取外します。
ドアロックピンはくるっと回して手前に引き抜くと、ドアロックアクチュエーターから外れます。
ドアロックアクチュエーターのコネクタは上下をつまみながら引き抜きますので、両手の指で挟みながら抜くとやりやすいです。
インナーハンドルのワイヤーは、金具を下に指で引き下げて、かかっているのを取り外します。
続いて中張りを剥ぐべく、ブチルテープと格闘します。
ブチルテープを剥ぐのに、金ベラが役立ちます。
カッターの方が効率がいいのかもしれませんが、不器用な私は確実に板金に傷を入れてしまうこと間違いなしなので、金ベラにしてちまちまやりました。
ちなみに使った金ベラは、コーキングベラですw
なお、フロント右は剥いだ跡があったので、もしかしたら交換歴があるのかもですね。
それにしても、もうちょっとしっかり戻しとけよって感じですが。。(さらっと剥げてしまったので、防湿効果や防音効果としてはどうよ?って感じかと。)
剥いだ中張りは、大きめの洗濯ばさみで挟んでおくといいです。
運転席限定になりますが、ドアロックシリンダーを外しておく必要があります。
このときの注意点は、六角イモネジを落とさないことだけでなく、ロックシリンダーを外した状態でアウターハンドルを引かないこと。
やらかすとこうなって、単純にはめて戻すことができなくなります。。
もし万が一引いてしまったら、以下の要領でリカバリして元に戻します。
六角イモネジの穴からマイナスドライバーを突っ込んで、アウターハンドルのT字型の突起が収まる金具を起こし、その状態でアウターハンドルのT字型の突起をはめ込みます。
うっかり外してしまってちょっと焦りましたが、アウディのドアタッチセンサー交換の経験がここで生きました。
基本的な作り方って、同じもんですね。
さて、いよいよドアロックアクチュエーター本体の取り外しに移ります。
まず必要なのは、完全にブラインドでの手探り作業になるので、形のイメージをしっかり持つこと。
そのためには、これから取り付ける品物の形をしっかり見て、手を突っ込んでどの穴に何が取り付けられているか脳に刷り込むことです。
そうは言ってもまったく見ないわけにもいきませんので、内部を撮影して状況確認します。
全てに共通しているのは、アウターハンドル用のワイヤーが2段で止まっているのと、センサー用の配線が2箇所とまっていることです。
アウターハンドル用のワイヤーは車両進行方向に向かって外しますが、きちんとクリップの箇所を持って外したほうがいいですね。(ワイヤーが変形したら大変!)
配線用のクリップは、車両外側の下付近に1箇所、下向きに1箇所とまっているので、各々クリップをつまんで引っこ抜きます。
ちなみにリアには、もう一つとまっているものがあります。
おそらくスマートキー用のセンサーなんでしょうが、センサー本体が車両外側の上付近にとめられています。
センサーを付けたままドアロックアクチュエーター本体を外せるのかもしれませんが、いかんせん空間が狭くてアクチュエーター本体を知恵の輪的に摘出する必要があるので、やはりセンサーは予め外しておいた方が無難でしょうね。
あれこれドアロックアクチュエーター本体から取り外したら、今度はその本体を摘出します。
本体は、T30が3箇所でとまっているので、トルクスでくるくる外していきます。
ねじが外れたらドアロックアクチュエーター本体を摘出しますが、先述の通り狭い空間で窓ガラスのレールなんぞも避けながら出さなければならないので、本当に知恵の輪のようでした。
もちろん、交換品を入れるときも然り、ということになりますが。
で、交換品を入れたら元に戻していきます。
こうやって文にすると一言で済んじゃいますが、戻しの方が大変だったりします。
こういう作業は、ネタにするしないは別にしても、写真を残して逐一確認しながら行った方がいいですね。
かなり何度も取外し前の画像を確認しながら戻しましたが、画像がなかったら危うかった場面もちらほら・・・でしたので。
そんな苦労した一つが、ロックシリンダーを戻す作業です(運転席限定)。
ピンボケですみませんが、奥に見えるのがドアロックアクチュエーター本体にロックシリンダーのピンがハマるところです。
当初、この挿し口が自由に回るとは思っておらず、ロックシリンダーのピンを角度を変えたりあれこれしながらやっても一向にはまらず。。
なんとなしにマイナスドライバーを突っ込んだら、この挿し口がくるくる回ったので、ピンの向きと形状を合わせて挿したら難なくハマりました(笑)
あまりにおドジなそれですが、終盤で疲れていた・・・ということにしてくださいw
あともう一つ、ドジったのがリア左ドアでインナーハンドルのワイヤーをインナーハンドル本体から外してしまったこと。
これのリカバリも当初分からず、四苦八苦しておりました。
方法は画像に書いてある通り、インナーハンドルを閉じた状態でワイヤー本体を進行方向目一杯に出して(ドアロックアクチュエーター側のつまみを下げてワイヤーを伸ばす感じで)ハウジングをセットする、といったところです。
・・・すみません、これの表現は写真では絶対不可、説明文も非常に書きにくいんです。。
なので、こうならないためにも、最初にドアロックアクチュエーター本体からワイヤーを外しておく必要があるわけです。
そんなこんなプチトラブルでわたわたしながらも、なんとか取付け完了。
中張りにブチルを戻すとき、これが活躍します。
壁紙なんぞを張る際に使う、ローラー。
これがなかなか使えるんですよ。
もちろん(?)、奥様の美顔ローラーなんぞでも代用可能です。
後のことは責任持てませんけどねw
あれこれ戻し終えたら、作動チェックを一通り行います。
ドアロックアクチュエーター本体は無論のこと、アウターハンドル・インナーハンドルのそれぞれ、ウインドウの動き、ライトやスピーカー類など、すべてが正常作動しているか確認します。
それら確認が終わったら、ドアパネルを戻します。
その際、上側(窓ガラス側)は先に金具をセットしておくとよいです。
これをかけながらやる方法も出来るにはできるんですが、仕上がりが悪いんですよね。
そして、下側のプラ製のピンクリップの破壊率が上がります。
現に、リア左ドアはその方法でやってしまったのですが、ピンクリップを2個ほど完全破壊してしまいました。
今度部品を買って直すつもりではいますが、正直ちょっと面倒くさいです。。
そんなわけで、無事終了。
なぜか、リア左ドアのドアロックピン(一番下の画像)が短めという。。
ま、ご愛敬ってことでw
そんなこんなの、ドアロックアクチュエーター交換DIY記録。
無事完了・・・かと思いきや。
今度は、助手席側の動きが鈍そうな。。
ま、今回ので経験値も上がったし、今度は1時間半程度でできるかな?
あ、お約束ですが、もし真似される方は自己責任でお願い致します。
んでは!
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