2004/10/01から2009/07/25現在までの投資成績
金融資産 : 1,720,812 ポイント
投資収支 : 381,987 ポイント
今月も堅調な相場。最近の底堅さを見て、穴倉で震えていた資金が出てきたとか?
のどもと過ぎれば何とやらと言いますが・・・本当にこんなんでいいのかー!?
まあおかげで自分の投資収支もほぼ昨秋の暴落前に戻ったけれど、確定してない利益はまさに「絵に描いた餅」という事もここ一年で散々思い知らされたのだった・・・(-_-メ;)
なにはともあれココで皆と一緒に脳ミソバラ色にしてお買い物に出かけて勝てるとはとても思えず、またもや今月も放置プレイ。いや、買うどころかむしろネガティブ気味。
確かに底値を割るような事態は絶対許さない、という世界中の共通意識は感じるので、大暴落がすぐまた来るような気もしないけど、だからと言って上値を追う理由も全く無い。
という訳で短期的にネガティ部に入部中!もしこれ以上高くなったら少し売ろうと思います。
さて、そんな今月ですが、ちょっと気になる情報を発見。
投資に関する情報は毎日洪水の如く発信されていますが、自分にとってはその場で後付け・根拠なし・ポジトークと判断して捨ててしまう情報がほとんどです。
しかし、そんな中にもこれは看過できないのでは?・・・という情報もたまにあって、今月はそんな情報が2つあったので下にメモメモφ(・_・")
■ドルインデックスが大抵抗線
ドルインデックスとは、各通貨に対する総合的なドルの強さを示します。
例えばUSD/JPY、USD/EUR、USD/GBPなどを”銘柄”だとすると、ドルインデックスはそれらを平均した指標であり、為替の日経平均みたいなものです。
これが25年という長期で見ても、ご覧のとおり大きな節目を迎えています。テクニカル的にはここを下抜けると大暴落しそうです。
と、世界中で注目されている節目ですから、当然ここを割ったらすぐさま売り仕掛けようとしている投機家はたくさんいると思います。
■米国債の連銀自身の買いが「諸外国の中央銀行買い」に「項目分類の定義を変更」 された模様。
「米国債の連銀自身の買い」がリンクしたPDF内にある”Indirect Bidder”に組み込まれた、とのことです。
つまり米国債の入札に連銀自身が入った、と言うことで、これで米国債の入札が不調に終わることは今後ともほぼ無くなった、と自分は理解しました。
現在のドルとは、ぶっちゃけ言うと放射性廃棄物のようなもので、もはやフタをして触らないようにして保管するしかないのです。
日本も中国もたくさん米国債を持っていますが、これらの国がこれを突然「売る!」などと言うことは、もはや経済的核ミサイルのボタンを押すのと同じです。
そんな事を言えば一気に米国債が暴落し、どの国も連鎖的に潰れて地球全部が潰れてしまいます。(もっとも、その前に本物の核ミサイルが飛んで来そうですが・・・。)
したがって、そういう既発債が突然売りに出てくる心配は無いと自分は思っているのですが、先日のラトビアの国債発行へ対する入札がゼロだったように、新規の国債の消化が出来なければ、やはり同じことです。「国債の消化が出来ない」=「その国が事実上破綻したと他が認めた」という事になるからです。
そんなことが万に一つでも起きないように、仮に入札がゼロになるような異常事態が起きても「見かけ上」は健全に消化し続けていることにしよう、という事だと思います。
ハッキリ言って完全なインチキだと思います。
入札が無かったら自分自身で入札して「ハイ、完売!やっぱ米国債は安全でしょ?」という、寒すぎる話ですが、これは他の統計でも同じようなことが行われています。
例えば消費者物価には、価格変動の激しい商品は意図的に外されていますし、日本の失業率は「就職活動をしている人」しか失業者としてカウントしないことによって低く見せているだけなのと似ています。
こうして、政府の都合のいい数字を作るのです。
しかし、こんなインチキがいつまでも続くはずが無く、このままではドルと米国の崩壊は避けられません。そこで大インフレと商品価格の大暴騰に備えて、ドル売りや商品買いをする、というのが真っ当な予想です。
という2つのニュース(情報?)を見て、自分はどうしようかと思ったのですが・・・
よくよく考えると米国のインチキは30年前からお馴染みのことだし、幾度と無くピンチに陥りつつもいつも何とかして来たのも事実。
それに、現状では日本も中国も他の誰も、もう絶対米国債なんか買わないもんね!とは言ってないし、オバマ大統領、ガイトナー財務長官、クリントン国務長官ら自らが米国債のセールスマンとなって、それなりに成果も上げているらしい。
これに、いつまでたっても米国債の格付けが不自然に「AAA」であるという怪しすぎる事実を加えて勘案すると・・・どうやら米国は、
本気らしい
と思うのです。どんな汚い手を使っても、絶対にドルを守る!という気迫を感じる。
従って、ドルはこれからかなりの長期の間、安値圏は余儀なくされても大きな底割れ→ドル崩壊とはならないと予想し、安い場面があれば少しずつ外貨建て資産に移してもいいと思います。
そう思うのにはもう一つ理由があって、1~2年の短期間ならともかく、5~10年といった長期間の円高が続くと日本の企業はシャープのように地産地消にシフトせざるをえず、国内からの輸出という産業構造がかなり変化して経済的焼け野原になるかもしれません。
すると、いつか来る本物の景気回復時に円安が起きても、もはや工場や労働者が国内にないので円安で日本が受けられるメリットは今よりずいぶん少なくなっており、海外の投資家としては円を買う理由が消え、円安が止まらなくなるかも、と思うからです。
もしもそうなると、基本的にエネルギーや食料を輸入に頼っている日本は、円安という形で今までのストックをジワジワと諸外国へ取られてしまうような構図になるかもしれません。
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