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パリに遊びに行っていたかみさんが帰ってきた。
予想通り、スーツケースを土産で一杯にして帰ってきた。
洋服やマフラー、ファッション小物、
息子にチョコレートとなぜかサーモン・マリネ、
ぼくにはサン=テミリオンのワインを2本(もっといいヤツを買ってこいよ!)。
重かっただろうに、ステンレスの鍋を二つも買い込んで来たのには驚いた。
これではまるで「買い出し」である。
帰ってきた途端に、
「(自宅のある荻窪から)大久保と新大久保はどっちが便利なの?」と訊いてきて、ぼくを呆れさせた。
これでよく知らない国を旅して無事に帰ってこられたものである。

夜には総選挙の大勢が判明、
予想通り民主党が300議席以上を獲得して圧勝した。
ぼくは民主党の支持者ではないし、さして期待もしていない。
しかし、いくらなんでも自民党政権が続くほどには酷いことにならないだろう。
しばらく混乱はするだろうが、
自民党を政権の座から完全に引きずり下ろしたことに歴史的な意味がある。
(惨敗した今回は、1993年の時のようにすぐに政権に復帰することはできないだろう。)
期待はしない、といいながらほんの少しだけ期待をしてみよう。
特権階級化した官僚との関係をどのように整理清算できるかが新政権の最大の課題になるはずである。
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