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夏の倒産(民事再生法申請)以来、
5ヶ月間にわたって撮り続けてきた
旭川の食品加工会社「藤六食品」だが、
きのう正式に事業譲渡が行われ、
きょうから
「北海道村永山工場」として生まれ変わった。
「北海道村」の庄子敏昭社長は、
新しい出発に際して、
今朝の北海道新聞全道版に全面広告を打った。
「トーロクの再挑戦」を大きく謳ったもので、
商品を売ろうというより、
倒産で湿りがちだった社員の気持を元気づけ、
業界(取引先や商売敵)にも
藤六ブランドがいまだ健在であることを
大きくアピールしようというのが狙いだ。

この広告には、
実はぼくが撮った写真が使われている。
「こだわりの豆」を育てる
剣淵の鈴木農場の収穫風景を撮った2枚で、
広告代理店が手違いで撮影できなかったので、
ぼくの写真を提供したのである。
(もちろん無償。)
きょうから旭川西武百貨店B1にオープンした
「こだわりの豆」の売り場にも、
同じ写真を使ったパネルが掲げられている。
ま、他人様にはどうでもいいことだが、
写真好きとしては
自分が撮った写真が世に出るのは嬉しい。
それが、新生藤六の門出を祝うものであれば尚更だ。
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