明るく見えるのは、信号の青、そして赤。交番の赤い灯…。
ちょっと向こうに、お馴染の「セブンイレブン」のネオンが見えるのみ。
山形県酒田市。
人口12万…決して小さくはない街だが、夜も10時近くなるとすっかり暗く、なんだかネオンが懐かしい。
仕事やダイビング、温泉めぐりで日本中を歩いて、唯一足を踏み入れたことがないのが山形県だった。
きょうは医療問題(「公共事業としての病院建設」)の取材で、鹿児島県庁の取材を経て、酒田に入った。
強行軍だが、これで晴れて「47都道県制覇」を成し遂げたことになる。
明日は県立病院と市立病院を統合して独立行政法人化した「日本海病院」の取材をする予定。
これであとは、取材したことのない県が鳥取県と和歌山県、山梨県。
泊まったことのない県が、南から鹿児島県、和歌山県、滋賀県、山梨県、埼玉県と残ることになる。
酒田の宿は「若葉旅館」。
夜が更けてからのチェックインなので、居酒屋が併設されているのがありがたい。
ノドグロ(アカムツ)、コチの刺身、鯛の昆布〆。
エゴ(海藻を寒天状に固めたもの)にキモド(アサツキの小さいヤツのように見えた)…
酒は宿のオリジナルだという「初孫」の純米(300ml)、
もう一本追加で「上喜元」の純米吟醸(こちらの方が旨かった)。
考えてみれば、酒田は映画「おくりびと」の舞台だったはず。
暗くなってから入ったので、風土感がまるでつかめない。
明日は取材を終えてから時間があるはず(列車の接続の問題)、ちょっとこの街を歩いてみようか。
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