今夜放送される「あるダムの履歴書」は、
以前にも書いたようにぼく自身が20年以上前から撮り続けてきたテーマで、
大袈裟に言えば自分の人生にひとつのピリオドを打ったような気分でいるからだ。
(こういうふうに考えてしまうのが、仕事人間の悲しい性なのだろうが…)
北海道日高地方随一の大河・沙流川の変貌に、
高度経済成長期このかた国策に翻弄されてきた地域社会の現実、
そしてアイヌ民族復権の歴史を重ね合わせた、文字通りの「大河ドキュメンタリー」である。
90分の長編番組であるが、それだけの時間をかけなければ到底語りきれなかった重層的な物語である。
http://toriiyoshiki.p1.bindsite.jp/
http://www.nhk.or.jp/etv21c/index2.html
見るのにいささか体力を要する番組かもしれませんが、ぜひご覧下さい。
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