きょうも伊豆海洋公園に潜る。
客はぼくだけで、ガイドの鈴木美智代さんとワン・ツーマンである。
2本とも、ぼくが最も愛するポイント「ブリマチの根」に連れて行ってもらう。
きのうも書いたが、
ここはトサカなどのソフトコーラル類がお花畑状態でめちゃ綺麗(写真上)。
ただし、遠いし深いのでエアの消費量が多くなってしまう。
きょうは14リッターのタンクを借りて入ることにした。
動きにくいドライスーツで長距離を泳げばどうしてもエアを消費するが、
大容量のタンクを使えば、
エアに余裕があるので深いところで心置きなく愉しむことができるわけだ。
新しいレギュレーター(Brut)での呼吸にも慣れてきたので、
久しぶりにのんびりと余裕のあるダイビングができた。
(もっとも2本目は減圧停止が出たので、それはそれでストレスなのだが…)
真ん中の写真は、30mの深みに潜んでいたソウシカエルアンコウ。
全長が30cmほどもあるデカイ奴で、
アンコウの名の通り、鼻先のイスカ(擬似餌)で小魚をおびき寄せて食べる。
いまどきの言葉で云えば「グロかわいい」とでもいうのだろうか、好きな魚だ。
いつものようにこの根の周辺は魚影が圧倒的に濃く、
大小のイサキが群を成して目の前を泳いでいくさまは壮観である(写真下)。
ダイビングを堪能した後は、
美智代さんの親戚のみかん園「鈴木園」でポンカンを買って帰る。
二日間、ほっぽりだしていた妻への御機嫌伺いである。
木曽出身の美智代さんからは、お土産に大好物の「すんき」をいただいた。
「すんき」は発酵させて酸っぱくした漬物で、
何年か前の冬、木曽でロケをしたときに味を覚えたもの。
きょうが成人式の息子は中学校の同窓会だとかで帰ってこないので、
妻の手作りの「鶏のぱりぱり焼き」で差し向いの夕食。
よく一緒に行くイタリア料理店の看板料理にヒントを得たものらしいが、
これがなかなかの美味で大満足。
食べ了えた後は「すんき」を肴に日本酒(千葉の「福祝」純米)を飲る。
妻は「あなたがお土産なんて珍しいことがあるね〜」などと喜んでいたが、
ポンカンが美味しいので、今度は一箱買ってくるように厳命されてしまった。
コメント
コメントを投稿