(もっとも、他の人間とは「夫婦喧嘩」はできない。例え息子とでも…)
妻は典型的な「B型」なので、衝動的で、気分の振幅が激しい。
熱しやすく醒めやすい性格というやつで、
本人の表現を借りれば、すぐに「頭が熱く」なってしまうのである。
だからちょっとしたきっかけで大爆発を起こす。
あるいは、気に食わないことがあると、話しかけても返事もしなくなる。
ぼくはと云えば、
結婚前は声を荒げたりすることのほとんどない人間だった。
(嘘だと思ったら古い友人たちに訊いてみるといい。)
それが、朱に交われば赤くなるのか、最近はすっかり怒りっぽくなった。
で、当然、衝突する。
妻はB型だから、
さっきまでかんかんに怒っていたはずなのに、すぐに忘れてしまう。
ぼくの方は忘れない。
いつまでも腹を立てたままでいる。
そうすると妻はゴロニャンと甘えてきて、ぼくを懐柔しようとする。
昨日は“下心”があったから、尚更である。
(彼女のブログの原稿をぼくに手直しさせようとしていたのである。)
ぼくは相手にしない。
むかっ腹を立てたままでいる。
絶対に原稿なんか直してやるものかと心に決めている。
しかし、敵のゴロニャン攻撃は執拗である。
とうとう根負けして、きょうになってブログの原稿を直した。
「直した」というより、ほとんどぼくが書いたようなものなのだが。
…結局、結婚生活とは、
こうした不毛な戦いを延々と繰り返すことでしかないのかもしれない。
ぼくはただ一度として、夫婦喧嘩に“勝利”したことがないのである。
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