仕事が終わったので、休暇を取って海に潜りに行く。
2ヶ月ぶり、今年二回目のダイビング。
場所は東伊豆、伊豆海洋公園。
例によって重い14リッタータンクを背負って入る。
海に雪融け水が流れ込む春は、
「春濁り」といって水質が悪いのが常だが、
深いところに行けばスキッと水が抜けて爽快である。
調子に乗って思わずウン10メートルを超えて潜って、
いかんいかんと反省しながら上がってくる。
きょうの圧巻はタカベの幼魚の群れ、
海から湧いてくるのではないかと思うほどの大群が
目の前を猛スピードで泳ぎ抜けていく。
ムービーも撮ったので、編集して後日公開するとしよう。
これはウミタナゴの群れ。
お腹がぷっくり膨らんでいるのは、みんな妊娠中の♀だからだ。
ウミタナゴは魚類には珍しく胎生である。
お腹から稚魚が、それも尻尾から生まれてくるという。
つまり、逆子だ。
ゆっくり粘って観察すれば誕生の瞬間に立ち会えるかもしれない。
こちらはマトウダイ。
30cmほどありそうな、なかなかの大物である。
伊豆でマトウダイを見たのは初めてのような気がする。
この魚は食用になる。
食用といえば、
鯵も「ジンタ」と呼ばれる幼魚、
酢で〆て鮨に握れば美味しそうなサイズが泳いでいた。
浅場にいたコブダイ、60cmくらいはありそうだ。
好奇心旺盛というか人懐っこいというか、
しばらくまとわりついてきた。
歯が鋭いので、あまり近くに寄られるとちょっと怖い。
水温は底で16〜17℃。
二本とも1時間以上潜ったので、
5mmのウェットスーツではちょっとばかり寒かった。
海を満喫して、明日はほとんど一ヶ月ぶりで仙台に帰る。
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