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きょうも勝山公園で名残の紅葉を撮る。
毎日のようにこの公園を撮るのには理由があって、
我が家から歯医者に通う道の途中なのである。
特に虫歯が痛むわけでもないのに
熱心に歯医者に通っているのにも理由があって、
歯石を取ってくれる歯科衛生士の女性が美人だからだ。
「美人」とはいうものの、
いつもマスクをしているので、
実はきちんと顔を見たことはない。
見えているのは彼女の眼だけで、
しかし、眼だけで言えば超弩級の美人である。
一度「マスクを外して顔を見せて下さい」と言いたいが、
純情なる中年男にはその度胸がない。
だから、眼だけを見て、
きっと綺麗な人なのだろうと想像を逞しくしている。
そもそもぼくは白衣の女性にヨワイので、
妻も出会ったときに白衣を着ていたからダマされたのだ。

仕事…といっても、
次回作の神戸は年明け以降に延期を余儀なくされたので、
取材先にその連絡をするくらいで、やることがない。
若い人が作った番組を見て、
まだまだだな…などと憎まれ口を叩くくらい。
実に暇なものだ。
仕事人間は暇だと調子が出ないのだが、
これも神様がくださった休暇だと考えてのんびりする。

で、夜はやっぱり飲みに出る。
今夜は「季楽」、
仕事場から歩いて15分ほどのところにある居酒屋だ。


この店については以前も書いた。
繁華街から全く離れた場所にあるが、
店を訪れた某大物俳優をして、
近所にこんな店があれば…と嘆息させしめた名店だ。
いささか素っ気なさすぎる佇まいの店で、
友人の紹介がなければ前を素通りしたことだろう。
酒屋を併設しているので、
日本酒の揃えは確かで、しかも値段が安い。
そして、肴も、仕上げに出る蕎麦も美味しい。
特に3品出る「つきだし」がいつもながら見事で、
今夜は真鱈の子の煮物、
公魚の幼魚の唐揚げ、烏賊のトマト煮込み…
これだけで日本酒2杯はいけるところだ。
主はもともと料理店の起ち上げなどを手がける
コンサルタントだったという話。
自ら包丁をとって、
口だけではないところを立証している。

「飲み歩きの記」も「続」から「新」と書いてきて、
こうなると次は「望郷篇」とすべきだろうか…?

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