阪神・淡路大震災から18年、
“復興”の陰画を描く番組を作った。
東北地方のローカル番組「東北Z」の
シリーズ「災害から未来へ」の第4作にあたる。
災害復興の先行事例を検証するこのシリーズ、
ぼくが担当するのは第1作の北海道・奥尻島以来だ。
明日、6月14日(金)の20時00分から放送する43分番組で、
テーマはこのブログでも何度か取り上げた
新長田駅南地区再開発の惨状である。
途中で病気をしたり、
神戸をテーマにした番組を2本併行で作っていたりしたので、
結果として
取材をスタートしてから半年以上かけた“大作”になった。
番組はすでに先週の水曜日に完成していて、
その後に癌切除手術後半年のCT検査を受診した。
結果として転移も再発もなくホッとしたのだが、
なんとなく力が抜けてテンションが緩んでしまった。
そんなわけで、
今週はぐずらぐずらと怠惰な毎日を過ごしている。
明日、オンエアに立ち会ったら、
週末は鳴子温泉でちょっとばかりの“静養”をし、
月曜日にはまた神戸へと飛ぶつもりだ。
「復興災害」とまで言われる再開発の現状をめぐって、
厳しい対立を続けてきた大正筋の商店主たちと神戸市当局が
事態の打開を図るために初めての話し合いに臨むのである。
残念ながら今回はカメラを入れることができないのだが、
取材は今後とも続けるつもりで、
なんとか全国放送に発展させようと考えている。
神戸復興の現実は意外に知られていない。
自画自賛で恐縮だが、
面白く、示唆に富んだ番組に仕上がったと思っている。
東北地方にお住まいの方は是非ご覧ください。
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