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まるで初夏のテニス・コート

日本では熱中症に注意という記事が出るほど、真夏の暑さが本番の時期にさしかかっているようです。こちらフィリピン・ネグロス島では、4〜5月が夏で、その後は雨季。6月中は午前中晴れて、午後夕立ちのパターン。しかし7月に入って約2週間、台風3連発の影響で毎日の雨。

涼しくて気温だけ見ると快適なんですが、さすがにこうも鬱陶しい天気が続くと気が滅入ってきます。小学生の子供の送り迎えは仕方なしに出かけますが、ジム通いや買い物も億劫で、出歩くことが少なくなってしまった。先週も日本人のテニス仲間が1ヶ月ぶりに一時帰国から戻ってきたので、コートへ...と思いきや、やはりの朝から土砂降り。

そして、昨日の土曜日。
性懲りもなく今週もテニスの約束だけはしてたら、やっと朝から青空が。雲はかかっているとは言え、こういう空を見るのは本当に久しぶりです。直射日光が少ないので、体も動かしやすくて、たっぷり2時間、木立の中のテニス・コートを走り回りました。


このコート、シライ市内にある砂糖の精製工場「フィリピン・ハワイアン」という会社の敷地内にあります。従業員のための娯楽施設で、テニス・コート以外にも大きなサッカー場も併設。当然ながら周囲はサトウキビ畑しかないので、実に贅沢な土地の使い方です。

私たちは別に会社関係者でもなんでもありませんが、どういう訳だかゲートの守衛さんは「テニスしますから」と言うと、顔パスで通してくれます。最初の頃は身分証明書の類を預けないと入れなかったんですけどね。

日頃テニスをする人は、20人ほどいます。でも人が集まるのは夕方以降で、照明の下のナイターが基本。昼間は誰も使いません。熱帯の気候で紫外線満タンの日差しの下でテニスしたりするのは、外国人か余程の変わり者...ということらしい。なので、いつも2面あるコートは貸切状態。2人しかいないので、1面しか使えないけど。


そして日曜日も教会でのミサ後またまたコートへ。今日は雲も少なく、暑さが戻ってきました。暑いと言っても今の日本に比べれば気温も湿度も初夏みたいな感じ。さすがに連チャンでしかもずっとシングルスなので、最後の方はくたびれてしまいミスを連発したものの、ようやく溜飲が下がった思いです。しばらく、この天気が続いてほしいなぁ。


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