見た目より安いもの、高いもの
この前シャツを2枚クリーニングに出そうとしたら1枚350円と言われ「高いなぁ」と思って家に持ち帰って洗濯したらアイロンも合わせて約2時間もかかってしまいました。
よくよく考えると2時間を700円で買えるなら超安いじゃないですか。
これは見た目より安いものでしたが、みんなが喜んで買っているもののうち見た目より高いものもあります。
すぐ思いつくのはハイブリッド車です。
例えばフィットハイブリッドFパッケージの実燃費は約23.5㎞。対するガソリンエンジンモデルの15XLは約15.5㎞。両者の価格差は\381,900です。
ガソリン1リットル=140円で計算すると、12.4万キロ走ってやっと「元」が取れます。街乗り主体のコンパクトカーでここまで乗るのは、ちょっとしんどいんじゃないでしょうか。
まあエコカーは減税で数万くらいはすぐ元が取れるんですが、この分を考慮してもなかなか「おトク」な領域まで乗りつぶす人は少数派でしょう。クルマの買い換え平均年数なんて7年くらいですからね。
ところが、フィットはハイブリッドモデルの方が売れているそうです。
これなんか「人は経済的に常に合理的に行動するわけではない」という行動ファイナンスの典型ですね。
というか、ほとんどの人はそういう計算すら全くせず、単に「回生ブレーキで充電した電気で3㎞も無料で走る俺って超スマート!」という気分だけで買っているような気がします。
要するに払った差額は「無料走行の気持ちよさ代」というのが本当のところじゃないでしょうか。
まあ私なら同じ気持ちよさにお金を払うなら、走りの良さに払った方が断然イイと思いますけどね。
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