当初の玄関付近の漏れは、ガレージ屋根の雨樋が原因だと思っていましたが、どうやらそれだけではなく、その上にある2階のベランダが根本的に問題を抱えていたらしい。このベランダ、屋根はなく完全にオープン。午前中は直射日光も当たらず、雨さえ降らなければとても気持ちのいい場所。夜は星もきれいに見えます。
しかし、フィリピンの雨の多い気候をちょっと見くびっていたようですね。たった1年とは言え、経年変化で床や壁のコンクリートには微細ながらもひび割れが...。そこから染み込んだ雨水がそのすぐ下の部屋の何箇所からか漏れている。やっぱり周囲に、こんなに開放的な構造の家がないのは、フィリピンの施工レベルでは、完全に防水するのが最初から無理だったということか。日本だったら「欠陥住宅だ〜!」と大騒ぎになるところ。
このアイデアを作ったのは他ならぬ私自身なので、誰に文句を言うこともできません。しかし、詳細設計をしてもらったのは日本人の父。雨漏りは大丈夫か?というような会話をした記憶があり、結局その心配が現実のものとなってしまいました。
設計も施工の監督も全部日本人でかためて、材料の買い付けは自分たちで済まして、経費を節約して安心の家作りができたと喜んでいたのですが、良いことづくめにはならなかった。やはり地元の建築士なり施工業者なりに、もう少し見てもらうべきだったようです。(ただし、お金はかかったでしょうけど)
と、ボヤいていても仕方がありません。今から構造を全部やり直すのは経費がかかり過ぎるので、ベランダ全体を覆う庇を追加することにして、今日施工業者に来てもらいました。近所で似たような工事を手がけていて、その時の費用が全部で7万ペソ(約20万円)。う〜ん、2ヶ月分の生活費...。しかし、これからまだ何年も住むつもりなので、その程度の出費は仕方ないか。取りあえず、かんたんな図面と見積もりをお願いしました。
次の台風が来る前に雨漏りが治ってほしい。
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