今回はストキャスティクスとRCIについて触れます。
テクニカルの分析って本当にたくさんあって自分は全部は知りません。はっきり言って投資で儲けるために、そんな知る必要もありません。
しかし近年は個人でも自動取引をしている人もいます。プログラムを組むなら、こう言ったチャート分析を知っていると作りやすいですね。また自動取引が増えているという事は、やはりテクニカルチャートをもとに動きやすくもなります。(高度なシステムを組んでいる場合はテクニカルだけでなくニュースや重要会議等の文書も判断の材料にしているようです。)たくさん知る必要はないけど、知っておくと得になる可能性はある、という何とも扱いづらいやつです。ではサクッと行きましょう。
ストキャスティクス
これは現在の株価は売られ過ぎか、買われ過ぎが判断するのによく使われます。
ちょっと細かく言うと、一定期間での最高値から最安値の範囲で現在の終値がどのあたりの位置にあるか見るものです。
このストキャスティクスはファスト、スローという2種類があります。テクニカル分析通りに株価が動かない「だまし」が起こりにくいと言われている、スローストキャスティクスのチャートを今回は見ていきます。
上の画像の下の段がスローストキャスティクスのチャートです。
左端に見づらいですが、%が書いてあります。この%が20〜30%以下は売られすぎ。70〜80%以上は買われすぎ、と言われています。
まず上の画像で紫色の線は%D、青の線が%SDと言われる線です。
今まで、このテクニカルチャートをちょっと知るシリーズを読んでいる方は、もうお判りかと思いますが、%Dが%SDを下から上へ抜ける時(ゴールデンクロス)に買い。逆に上から下へ抜ける時(デッドクロス)に売りです。
また売られすぎの範囲で、%Dが%SDが下から上へ抜けると比較的大きな上昇をしています。ということは買いです。
また逆の買われすぎの範囲で%Dが%SDを上から下へ抜けると比較的大きな下降をしています。ということは売りですね。
しかし上のチャートを良く見ると分かりますが、あまりにも大きなトレンドを形成している時はだましが出やすいです。
上の画像の8月後半の大きな下降相場の時に、一度下から上にクロスしていますが、上昇することなく、さらに下降しています。
RCI
RCIはRank Correlation Indexの略です。ザックリ言うと株価の上がり始めや、下り始めのタイミングを見るための指標です。ではチャートを見てみましょう。
RCIも%で表示されています。0%を中心に+100〜-100の間で動きます。
上の画像で紫の線が短期線。青の線が中期線と言われます。
これも他のテクニカルと同様に短期線が中期線をゴールデンクロスする時に買い。デッドクロスする時に売りです。
RCIはトレンドの変わり目を見るのに有効なため、単純に中期線が-50%から上昇したり、+50%から下降する時にポジションを取ってもいいかもしれません。
今回は紹介を省きますが、トレードツールによっては長期線も表示することができます。短期線、中期線、長期線を組み合わせることで、さらに分析することもできます。
今回は、ちょっとだけストキャスティクスとRCIというテクニカル分析を紹介してみました。以前も書いたと思いますが、これらは実際には計算式があり、その計算の解によって表示されています。このブログではあくまで導入編として軽く紹介していますので、詳しく知りたい方は調べてみてください。
またテクニカルチャートはだましが起こります。あくまで取引の目安にして下さい。
テクニカルチャートをちょっとだけ知る
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