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通貨の価値を担保するのはその国の徴税権ですが、株の価値を担保するのは企業がキャッシュフローを生み出す力です。

そういう意味では企業がいくら頑張って稼いでも、国家は唯一無二の徴税権をチョイと行使すれば、その果実を簡単に召し上げることが出来ます。

ということで、永らく株式より通貨の方が安全な資産とされてきましたが、本当にそうでしょうか?

だって今日の大企業は国際的に業務を行っており、本拠地を世界中のどこにでも移動可能です。変な徴税権を行使する国にしがみつく理由なんてないのです。

それに世界時価総額TOP10企業の時価総額合計は400兆円以上となっており、もはや国家レベルとなっているのです。

<参考:2015世界時価総額TOP10(単位10億$)>
01 Apple   586.86
02 Alphabet 488.85
03 Microsoft 443.17
04 Berkshire Hathaway 325.27
05 Exxon Mobil 324.50
06 Amazon.com 316.83
07 General Electric 314.90
08 Facebook 295.98
09 Johnson & Johnson 284.22
10 Wells Fargo 277.66


対する徴税権は引っ越しできません。

もはやいつ弱くなるか分からない国の現金預金より、いくつかの国際的な大企業の株式を持つ方が信用できる時代になったと私は考えます。

結論だけ見れば何のことは無い、賢人と同じことをするだけです。バフェットもビルゲイツもザッカーバーグも、資産のほとんどは個別株の集中投資ですもんね。

私たちは無い頭でアセットアロケーションがどうのこうのとかウンウン考えるよりも、バカになりきって賢人の真似をするほうが正解なんじゃないでしょうか。



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