「アウディは室内、特に後部座席が狭い。メルセデスベンツやBMWと同じくらいの後部座席の広さがほしければ1ランク上のセグメントを求める必要がある。今回のA4は広くなったらしいが、実際どうなんだ？」（原文とは多分異なります）
的なことを書いていた方がいらっしゃいました。
その理由を書いてみたいと思います。
先日乗ったB9こと新型A4、奇しくも同じ日にW205こと現行Cクラスに初めて試乗したわけですが。
新型A4(B9) 2.0TFSI quattro Sport (8WCYRF) S-line 試乗してきました！
メルセデスベンツC180アバンギャルドAMGライン試乗
当然、後部座席もそれぞれドライバーズポジションをとった状態で座ってみて確かめました。
これはB9の後部座席の写真です（W205は取り忘れました・・・）。
その時の記事でも書きましたが、後部座席の広さはCクラスのほうが広く感じます。
まあ、実寸ではなく「感覚」なんですけどね。
ただ、おそらくは前シートのポジションの位置が関係するように思います。
Cクラスに乗って思ったのが、フロントシートのABペダル位置や助手席の足の置き場の深さがあること。
アウディに乗り慣れているせいか、ハンドルが胸を圧迫するくらい近くなるんじゃないかって感覚を覚えたくらいです（笑）
どうしてそうなった！っていうハッキリした理由は私にはわかりませんが（※）、私が感じた事実としてフロントシートの位置関係が（実際の）後部座席の足元の広さに差をつけ、ディメンション以上にそれを感じさせているのは間違いないです。
※たぶんアウディの場合、縦置きエンジンとトランスミッションとセンター＆フロントデフのレイアウトの都合で、室内空間を喰ってしまっているように思います。たぶん。。
なお、昨夏BMWディーラーを訪問した際に確認したF31こと現行3シリーズツーリングの後部座席も、現行A4アバント（B8）より広かった覚えがあります。
特にニースペースは確実にB8より広かったですね。
ということは、B8よりも少し広くなった新型A4(B9)じゃ、アドバンテージは見込めないとも言えるわけで。。
そんなこんなで、新型A4（B9）における後部座席の広さやゆとりについては、ようやくメルセデスベンツCクラスやBMW 3シリーズに追いついたって感じなんでしょう。
また、A5スポーツバックの後部座席と4シリーズグランクーペの後部座席を乗り比べてみたこともありましたが、4シリGCの方が座った感じゆったりとしていました。
こちらは、昨夏に訪問したディーラーで展示してあった、4シリGCスタイルエッジの後部座席です。
A5SBよりも、ゆったり長時間座っていられそうだなと思いました。
特にクーペスタイルの宿命である頭上と天井のクリアランスについては、4シリGCの方がA5SBよりも余裕がありましたね。
また、驚いたのが同じく昨夏に見たBMW 1シリーズ。
縦置きエンジンFRベースのハッチバックでありながらあの広さを実現しているのって、正直驚いた記憶があります。
構造的に室内空間を犠牲にしやすい縦置きエンジンFRのハッチバックが、横置きエンジンFFベースのアウディA3と同等の室内空間を確保するって、すごいことだと思います。
で、そんな1シリーズの後部座席ですが。
広さ自体はまあCセグメントだなって感じますが、先述の通り縦置きエンジンで後部座席の広さをここまで取ること自体、すごいわけで。
A3の後部座席と変わらない印象でした。
また、シートの着座位置をえぐって少しでも広くなるように配慮してあるところは流石だなと思います。
ただ、ホールド性もよさそうな反面、ちょっとハイバックが立ち気味かな～って印象はありますが。。
この辺は広さとのトレードオフなんでしょうね。
さらに感心したのは、後部座席のドアや窓ガラスの形状。
これ、少しでも広く感じるように工夫されているんですよね。
スタイルは少々犠牲になるかもしれませんが、それよりこういう配慮の方がユーザーフレンドリーで好感が持てます。
というわけで、結論。
アウディに後部座席の広さやゆとりを求めるべきではない！(笑)
いずれもこれまで見てきた通り、後部座席の広さやゆとりに関しては、アウディはメルセデスやBMWの一世代前か1セグメント下と同じと考えて差支えないようです。
それくらい、広くないという事実。
求めてはいけませんｗ
・・・じゃあ、アウディに何を求めるか？
何を求めるかは、貴方しだ（ｒｙ
な～んてｗｗ
んでは！m9（・∀・）ﾋﾞｼｯ!!
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