夏の魚釣りといえばキス。
キス釣りは魚影の濃い倉橋、能美島をホームにしておりますが、自宅から釣りに行くには片道2時間と遠いのが難点です。
渋滞にハマれば2時間半コース、幼児連れで遊びに行くには無駄に移動時間が長いため、今回は大野町でキスを狙ってみることにしました。
大野町の鳴川海岸でキスを釣る
大野町でキスを狙うのは初めてです。
釣り場に到着すると、広島市内側から見てヤクショウ鼻手前の砂浜は思ったよりも狭い。
ラッキーなことに先客はいませんでしたが、他の釣り人がいると釣りにならないかも知れません。
なお、トンネルを抜けた方の砂浜は広いのですが、道路を渡る必要があるため安心安全が第一の幼児連れ魚釣りに適さず。
今日はこの浜で腰を据えて釣ることにしました。
最初に釣れたのは・・・
6歳の長男はまだ上手に投げれないので仕掛けを投入するのは私の仕事です。
長男に竿を渡し、退屈しない程度に釣れればいいなと考えながら自分の竿の準備をしていると、、
「パパ!」
「なんか釣れた!」
「重い~~~」
記念すべき一匹目は、お約束の地球でした。
軟弱者と釣る
「パパ」
「イスちょうだい」
軟弱者め!と言いたいところですが、この日は釣りの後、宇品の花火大会(広島みなと夢花火大会)へ行く予定です。
長男の体力を温存するため尻の下にクーラーボックスを移動しました。
さ~、なんか釣れろ!
最初に釣れたのは
5分後。
「ん?」
「なんかきたかも・・・」
リールを巻く長男。
仕掛けを巻き上げると、、15cmほどのキスが釣れていました。
「やった~!」
「釣れた!」
幼児らしく魚が釣れると俄然テンションが上がります。
2匹目を釣る
一緒に魚を外しつついて遊んでいると、30m先に近投していた私の予備竿にアタリがきました。
せっかくなので長男に釣らせましょう。
私 「ちょっと今手が離せないからパパの竿巻いてくれる?」
「わかった!」
「ん??」
「なんかおるかも・・・」
巻き上げると、、今後はギザミが釣れていました。
2匹目を釣り上げうれしそうな長男。
「いっぱい釣れたね!」
1時間弱でたったの2匹なので「いっぱい」とは言えませんが、自分で釣り上げたので達成感があるようです。
「いま2匹釣れたから、、こんどはお姉ちゃんの分を釣る!」
やる気が出る
2匹目が釣れたことで完全にスイッチの入った長男。
集中できるか難しい幼児連れの魚釣りですが、こうなるとこっちのモノです。
仕掛けを投入後、アタリが分かるように糸フケ(糸のたるみ)を取り、
竿先に神経を集中する長男。
「なんかきたかも・・・」
私 「巻いて見れば?」
「うん!」
そんなに簡単に釣れるのでしょうか。。
ポンコツリール死亡
釣れてました。。
その後も2~3匹追加し、「いっぱいつれたね~」と大満足の長男。
最初、根掛かりが多く心配した鳴川海岸のキス釣りですが、ヤクショウ鼻とは反対側の砂浜に移動した結果、30~40mの近投でキスやギザミ、ヒイラギなどが釣れました。
なお、80mラインでは時折アタリはあったものの針に乗らず。アタリの大きさから相当な小物の感触でした。
120mラインは時折根掛かりするもののアタリは無く。
150mの大遠投をかますと、ベアリングが回らなくなったポンコツリールが原因か、力糸が途中でチョン切れました。
15年以上前に購入したリール、Daiwaのトーナメントサーフ45はこの日で退役です。
軟弱者からワイルドへ
「あっちにいってみる」
自分なりに達成感を得た長男。
男の子らしく磯探検が始まりました。
「カニおった!」
岩場でカニを見つけた長男。
その辺に落ちていた木切れでカニをつつき回します。
それにしても、、岩場を見て感じたのは大野の鳴川海岸は倉橋や島根県浜田の海岸に比べ魚影だけでなく、磯の生き物もウンと少ないように感じました。
幼児連れの場合、魚が釣れなくとも磯遊びで時間がつぶせるので、遠くても倉橋や能美へ行った方が良いかも知れません。
「カニとミミズ(ゴカイ)つかまえた」
捕まえた海の生き物をその辺に転がっていたプラスチックゴミに入れて遊ぶ長男。
海水を入れたり貝を入れたり、砂浜で追いかけまわしたり。
運悪く長男に捕まえられたカニさんには、逃がしてもらうまで、たっぷり子守を楽しんでいただきました。
釣り具店の話
キス釣りのエサは青虫の細目を500円分。ポイント釣り具で購入しました。
ポイント釣り具はエサ、釣り具とも他の釣具店より安く助かります。
それから、キッズ用の竿とリールのセットが980円というのは安いです。
ポイント釣り具は安くて接客も良い。
もう一回書いておきましょう。
釣り具を買うならポイント釣り具!エサも新鮮、マジで安い!!
グラスロッドにチビリール、ラインは価格なりで直ぐに切れそうですが、投げ釣り、防波堤のサビキ釣りなど小学校低学年までの子どもでしたらこれで十分ではないでしょうか。
自分が子どもの頃、親に買ってもらった釣り具はもう少し高かったように記憶していますが、当時小学生の私から見ても釣りがドヘタな父親が、それなりのお金を掛けて釣り具を揃えてくれたのはありがたいことです。
その後は小魚を数匹釣り、暑くなってきたところで夏のキス釣り終了。
アタリの回数など、魚影の濃さでは倉橋の鹿島あたりとは比較になりませんが、子どもが楽しめる程度には釣れたので良しとしましょう。
釣りは手洗い用のポリタンク持ってけ
ポリタンクで持参した水で手と顔を洗い、着替えを済ませ帰路へ。
6時起きで疲れたのでしょう。
途中、セブンイレブンでアイスを買い、お腹が満たされた長男は車でお昼寝です。
釣ったら食べる
釣った魚はさっそく塩焼きでお昼ご飯にいただきました。
「身が真っ白!」
「この魚、メッチャうまい!」
「骨がささった・・・」
小魚の食べ方も練習です。
自分で捕まえた(釣った)新鮮な魚は美味しく感じたことでしょう。
最後になりますが2016年7月現在、ポケモンGoが大流行していますね。
外に出ればスマホの中で捕まえるのも楽しいかも知れませんが、本物の生き物をでなければ食べるところまでは体験出来ません。
虫かごにセミをパンパンになるほど捕まえていた世代としてはスマホは程ほどにアナログな体験をして欲しい。
ゲームに負けないよう「捕まえて、食べて、美味しい!」という体験を伝えていきたいと思います。
釣り場データ
場所 広島県廿日市市大野鳴川
広島市内から山口方面を見てヤクショウ鼻手前の砂浜
釣り時間 AM07:30頃~AM11:00頃
潮 中潮
満潮 AM11:41 318cm
干潮 AM05:54 101cm
天候 晴れ時々曇り
最高気温 32.6℃
最低気温 24.5℃
風向 南西
風速 4m/s
日の出 5:14
日の入り 19:19
駐車場 ヤクショウ鼻手前の空き地(8台ほどの駐車スペースあり)
釣果 キス6匹、ギザミ2匹、ヒイラギ2匹、海藻多数、ゴミ袋1つ
メモ:藻が多い、海水浴客多い、釣りの後に花火大会へ行くと死ぬほど疲れる
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