在留邦人や日本人観光客が多いマニラやセブと違い、昔に比べてその数は増えたとはいえ、おそらく100名もいない西ネグロス在住の日本人。当然、日本人向けの食材や商品の扱いは、限定されています。
それでも、このシライ市内や隣街の州都バコロドでは、移住前の想像よりもいろんなものが入手可能。ヤクルトは完全に現地化しているし、ハウスのカレールーやチキンラーメンなどは、ずいぶん前から輸入食材のコーナーに並んでます。比較的最近だと、森永製の紙パック入り豆腐にハナマルキの味噌、天ぷら粉にパン粉などなど。粉もん大好き関西人としては、おたふくのお好みソースに、キューピーのマヨネース(ベトナム製)が買えるのはとても嬉しい。さらに助かるのはバコロドのロビンソンズに、100均のダイソーができたこと。
ただし、当然買えないものもあります。お好み焼きの必須アイテム、紅生姜に青のりがない。そしてフィリピンでは一般家庭で揚げ物をする習慣があまりないようで、油の濾し紙がないし、卵焼き用の四角いフライパンもない。バッファリン、コンタック600、太田胃散、ムヒ、など常備薬も、適当な代替品が見当たらない。もちろん薬品は、フィリピンでもたくさん売ってますが、ちょっとしたことでも医師の処方箋が必要だったり、効き目が強すぎたり。
しかし何と言っても、買えないものの代表は、納豆。我が家の日本人二人(私と息子)は、関西育ちのくせに大の納豆好き。特に息子は、日本にいる時に小学校の給食で納豆を食べてから病み付き。誰かが日本から来ると聞くと、まず最初に言うセリフが「納豆買ってきて」。
ということで、今回の両親来訪でも、大量の物資を依頼。中でも納豆は、アマゾンで業務用を購入。ネットで発注して日本の実家に送ったところ、母から「冷蔵庫に入りきらんほど、納豆が届いたで〜」と、悲鳴のようなメールが来てしまいました。
1800円で業務用の90個入り。よく考えたらすごい量ですね。仕方がないので、半分ほどは、ご近所さんに分けてもらって、残り半分をスーツケースに詰めての渡航。空港のチェックインで咎められることもなく、約40個の納豆は、ネグロス島シライ市の自宅に到着しました。
これだけ苦労して持ってきてもらった納豆。賞味期限の関係もあって二週間で完食。もう飽き飽きするかと思いましたが、常食するものは、意外に飽きないんですね。最後の一つまで、惜しみつつ頂きました。母ちゃん、ありがとう。
冷凍庫にぎっしりの納豆
コメント
コメントを投稿