フィリピン・ネグロス島の我が家に、メイドのネルジーがやって来てちょうど1年が経ちました。過去二人のメイドさんは、いずれも半年でクビにしたり逃げちゃったり。クリスマス〜正月には、病気で三週間も戻って来なくて、どうなるかとヒヤヒヤしたけれど、なんとか1年もちましたね。よかったよかった。
今年で25歳になるネルジー嬢。よく働くし素直だし、このまま何年でも我が家で働いて欲しい反面、いつ結婚するんだろうと思うことも。まるで子供のように、ケラケラっと笑うネルジーも、結婚願望はあるようです。時々家内とそんな話をしているらしい。
ほとんどのフィリピン人がそうであるように、ネルジーも子供大好き。夕方になると決まって、我が家の前を散歩する女性がいます。いつも2歳ぐらいの男の子と一緒。お母さんなのか、それともメイドさんが雇い主の子供を連れているのか。同じ時間帯に掃き掃除をするネルジーは、すっかり仲良しになって、とても楽しそうに子供のお相手。これはいい母親になりそう。
また、毎朝5時過ぎには起き出して、散歩するネルジー。同じ宅地内に住む、お金持ちのオジさんと友達になったとのこと。その人がもうすぐアメリカに行くので、お土産は何がいいかとネルジーに尋ねたんだそうです。え〜っ!これは玉の輿に乗るチャンスか? でもネルジーは恥ずかしくて何も言えなかった。それを聞いた家内は「今からでも遅くない。私が欲しいものリスト書くから、それ持って空港でお見送りしなさい」と笑ってました。
そして最近分かった、ネルジーの特技。実はネールケアもできるんですね。最初は、家内と二人で息子の勉強部屋に篭って、何やってるんだろうと思ったら、家内の足の爪のお手入れ。家内はスマホでゲームしながら、すっかり上流階級の奥様みたい。
プロのネイリストだという義理のお姉さんから、やり方を教わったそうで、手付きはなかなかのもの。そっちを本業にした方が、稼ぎはいいかも知れません。でも極端に人見知りをするネルジーには、初対面の人とも話をしなければいけない接客業は無理かなぁ?
1周年を迎えた一昨日の夜、家内と相談して、ほんの少しだけのボーナスを上げることに。最初は、好きな料理でも作ろうかとも思ったものの、とても少食で食べること自体にあまり執着がないネルジー。好物が何なのか、いまだに分かりません。かと言って、メイドさんに服や靴を買うのもちょっと変なので、結局現金。
夕食の後にボーナスを渡すと、とても嬉しそうに「サンキュー・サー」とネルジー。日本だったら、子供のお年玉にもならない金額にここまで喜んでもらえると、こっちまで笑顔になりました。
洗濯物をたたむネルジー
正座してると日本人みたいに見えます
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