フロント
これ、F30/F31のMスポーツで純正18インチアルミホイールを装着する場合において、保安基準(正確には審査事務規定7-26-1(3)又は8-26-1(3))に適合させるために取られた措置であるとのこと。
とは言っても、タイヤのラベリングが出るかどうかくらいのギリギリ微妙なラインらしく、厳しい検査員からNGを出されないための安全措置と聞いたことがあります。
しかし今回、保安基準というか審査事務規定の改定により、どうやらこれが無くても大丈夫になったっぽいので、取り外してみました。
まずもって、今回の改正内容から。
“
審査事務規定 7-26-1(3) ※新規検査及び予備検査用
審査事務規定 8-26-1(3) ※継続検査及び構造等変更検査用
自動車が直進姿勢をとった場合において、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30°及び後方50°に交わる2平面によりはさまれる走行装置 の回転部分(タイヤ、ホイール・ステップ、ホイール・キャップ等)が当該部分の直上の車体(フェンダ等)より車両の外側方向に突出していないもの。
この場合において、専ら乗用の用に供する自動車(乗車定員10人以上の自動 車、二輪自動車、側車付二輪自動車、三輪自動車、カタピラ及びそりを有する軽自動車並びに被牽引自動車を除く。)であって、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30°及び後方50°に交わる2平面によりはさまれる範囲の最外側がタイヤとなる部分については、外側方向への突出量が10mm未満の場合には「外側方向に突出していないもの」とみなす。
”
朱書きが今回の改正内容、朱書き+アンダーラインがその核心部分です。
つまり、以下の画像の範囲における箇所でのはみ出しが、タイヤ且つ10mm未満であればはみ出していないと認められることになる(車検に通る)ということです。
ただし、ホイールのスポークやセンターキャップがはみ出したものはNGとなるので、注意が必要ですね。
要するに、タイヤのラベリング等がはみ出してもセーフになるくらいと思っておいた方が良いでしょう(プレスリリースにもそう書いてありますし)。
また、適用される車両の年式ですが、審査事務規定7-26-4及び8-26-4を読み解くと、昭和49年7月1日以降の車両が対象と読み取れます。
したがって、現在流通している車両であれば、一部のクラシックカーを除いてほぼすべてに近い車両が対象になると思われます。
そんなこんなで、フェンダーアーチプロテクションことモールを取り外した記録に移りましょう。
まず用意したのは、こちら。
(追記@商品一部追加しました。)
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その他、ドライヤー/ウェス(ぼろ布)×数枚/プラスチック製のヘラ/なんかを用意しました。
まず初めに、ドライヤーで温めます。
これで硬化した両面テープがいくらか柔らかくなって取れやすくなります。
エンブレムはがしで、ぎこぎこ取っていきます。
この時、少しセオリーとはずれてしまいますが、なるべく車体側でぎこぎこ切ってやると後々の作業が楽です。
初年度登録が2013年8月のタマですから、そりゃ両面テープのこびり付きっぷりも年季が入るわけです(笑)
この両面テープですが、やはりブチル系の模様。
というわけで、天然オレンジ成分配合のエーモン両面テープはがし材を使います。
かなり昔にデッドニングで経験したんですが、ブチル系って柑橘類の成分で溶けるんですよね。
なので、ブチル系の両面テープには柑橘類の成分が混ざっているエーモン両面テープはがし材を使うといいと思います。
色々試しましたが、結局、ウェスを指に巻いてこすり取るのが一番仕事が早くて塗装面への心配がない方法でした。
後述もしますが、塗装面が出たところから両面テープの残党をめくり上げるようにこすり付けると取れやすかったです。
【追記】
浸す時間は3~5分くらいの方が取りやすかったです。
また、部分的にプラスチック製のヘラにウェスを巻いて、ゴシゴシこすり取ったところもあります。
エーモン両面テープはがし材→
そうしたら、シリコンオフスプレーで拭き上げます。
とは言っても、残った両面テープのカスが周囲を汚したりしますので、いくらかエーモン両面テープはがし材との並行作業になるような感じですが。
【追記】
エーモン両面テープはがし材であまり頑張り過ぎず、ある程度になったらシリコンオフスプレーを吹いて拭き取り、再びエーモン両面テープはがし材をしてウェスでごしごし、、、を繰り返した方が効率が良かったです。
で、仕上がります。
リアは概ね
続いてご本尊のフロント(笑)
この量、もう見るだけでため息が出ます。。
先述の、エーモン両面テープはがし材→
ウェスを指に巻いてこすり付けるコツですが、塗装面が出たところから、両面テープをまくり上げて丸めるようにグイグイ攻めていくことです。
コツをつかめば、リアの5倍の面積はあると思われるフロントでも
色味の変化がなかっただけよかったです。
やっぱり痕が残っているのは気に入らないので、コンパウンドでこすってみたら、思っていたよりあっさり取れました。
最初からこれをやるつもりで、糊の痕をあまり気にせずに切り上げた方が効率が良かったですね。
上記で作業時間を短縮して書いたのも、そのためです。
そんなわけで、ビフォー・アフター。
Before(フロント)
After(フロント)
Before(リア)
After(リア)
リアが左右あべこべになってしまいましたm(_ _)m
実は、昨日は左サイドしかできなかったんです。。
お察しの通り、思った以上に両面テープに苦戦を強いられたものでして。。。
そんなわけで本日は、右サイドを施工予定です。
⇒無事施工完了しました!(ついでに洗車もしてくたくた。。)
ところで、取ったフェンダーアーチプロテクション(モール)ですが、一応念のため取っておこうと思います。
⇒追記;万が一車検でNGになった場合に備えてのことです。
まともに買うと、どうやら数万円の出費になるらしいので↓↓↓
日本のBMW車だけに装着されている「フェンダーアーチプロテクション」について – Evening Sky Engine【BMW4シリーズグランクーペ(F36)】420iGCブログhttps://t.co/ZuC8XxLwQE— Der beste! (@_Der_beste_) 2017年6月26日
といったところで、祝!車検対応記念!なフェンダーアーチプロテクション(モール)取り外しのお話しでした。
参考にされる方は、自己責任でお願いします。
⇒追記;1箇所ヘアライン仕上げ(という名の傷)にしちゃいましたorz
まあ写真で撮っても分からないくらい微細な程度なんですが、やっぱりDIYは相応のリスクがありますね。。
んでは!
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