[試乗記]レヴォーグ1.6L STIスポーツに試乗。必要十分とは何かを考えさせられる、そんな1台。
どうもフジモリ@CHIKOKUMAN0301です。今回は大阪スバル 守口店 様にて試乗させていただきました。
[試乗記]300馬力は伊達じゃない。。新型レヴォーグ2.0STIスポーツに試乗したで
以前に試乗した2.0L仕様のレヴォーグの弟分の1.6LSTIに試乗させてもらった。
1.6Lのレギュラーガソリンで燃費もそこまで悪くはないモデルでかつ馬力に関しては170PSと必要十分な印象。
内装の質感や、外装ボディに関しても前回から大きく変わる部分は無かったが安全機能として「アイサイトセイフティプラス」へと進化していた。
車名 | レヴォーグ |
グレード | STIスポーツ |
駆動方式 | AWD |
トランスミッション | リニアトロニック |
型式 | DBA-VM4 |
排気量 | 1.6ℓ DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴ターボ“DIT” |
最高出力 | 125kW(170PS)/4800-5600rpm |
最大トルク | 250N・m(25.5kgf・m)/1800-4800rpm |
車両重量 | 1560kg |
0-100加速 | 9.5秒 |
競合車種 | アクセラ |
車両本体価格 | 356万4000円(税込) |
試乗日 | 2017年09月16日 |
前回試乗させてもらったマイナーチェンジ前の2.0L STIは非常に凶暴なエンジンで加速性能は恐ろしいのですが、ボディ剛性はさらにその上をいっていました。
アクセルのダイレクト感とハンドルにリニア感は申し分なく、「スバルえらいもんつくるんやなあ」と関心させられましたね。
さて、その弟分の実力はいかがなものだったのでしょうか?
みなさんにお伝えできればと思います。
※今回はあまり写真が多くないのでご勘弁を。
「レヴォーグ1.6L STIスポーツ」外装・内装
現在スバルが統一を目指すこのフロントフェイス。
大きく変わることはなかったのですが、フォグ周りがLEDになっていたりと「通常進化」されていますね。
スポーティな印象はそのまま「STI」のロゴも僕はあまり好きじゃない色合い(上品に感じない)デザインですが、一般的にはウケている様です。
変更箇所無しとのことなので前回の試乗記事を参照ください。
[試乗記]300馬力は伊達じゃない。。新型レヴォーグ2.0STIスポーツに試乗したで
ハンドル
コンソールパネル
「レヴォーグ1.6L STIスポーツ」乗り心地と走り心地
見える部分での大きな変更等はなかったので前回の記事を参照いただくとして、まずは1.6Lの乗り心地と走り心地について。車に乗り込みレクチャーを受け、発進。
出足に関して2.0Lと変わらずタイヤが転がり、路面と接地しては振動が車内へ侵入、少し固めのサスペンションですが不快感は無くディーラーから出る際のショックも「コツン」程度で車体の揺れはすぐに収束します。
出てすぐに信号にひっかかりますが、電動式のサイドのためブレーキを強く踏み込めば自動で停車状態に、信号が変わりアクセルを踏み込めば解除される最近の流れですね。
後続車及び先行車がいなくなってから「少し踏みます」と伝えて、べた踏みで加速を試してみます。ガツンとはこない滑らかな加速であっという間に法定速度に、すぐにブレーキで調節しますが、このブレーキも2.0Lと同じく非常に良く出来ていて等間隔で踏み始めからしっかりと効いてくるブレーキ。
市街での試乗のためマックスまでの加速などは出来ませんがフルアクセルで感じた加速感は「走る人」には物足りなさはあるでしょうし、レスポンスも悪くは無いのですが、「ワクワク」するような走りが出来るタイプのパワートレーンでは無いですね、モアパワーの受け皿は2.0Lがあるのでそちらがいいのでは?と思われます。
ただボディ剛性などは一級品ですし、ハンドリング、ブレーキ等も申し分の無い車ですね。
安全性という面で見れば非常に優れたものだと思われます。
車内に入ってくる音はやはり有りはしますが、全然許容範囲内。
ドアの開閉音もどっしりとしており、車格のある車に乗っているという演出も憎いですね
室内空間はどうなのか?
ドライバーズシートは囲まれ感のあるコックピットとなっており、やはり「走る」という意識にさせてくれるのですが、運転席を除くシートに関しても快適ではなかろうかと思われます。後部座席に関してはビルシュタインのせいで酔い易いのかな?とは思いますが、マックスパワーが低いこの1.6Lならばそこまで揺れのひどいドライブはしないんじゃないかな?
まとめ
やはり良く出来た車です。パワートレーンを除けばややオーバースペック気味とも取れる(300馬力を押さえ込むという意味合いにおいて)非常に優れた性能を持つことは請け合いですね。
乗り心地に関しても硬すぎず、ロードインフォメーションを「受け止める」スタイルは欧州車っぽいテイストだなと感じました
安全性
少し残念なことはヘッドアップディスプレイを標準、オプションでも導入されていないということ。アイサイトアシストモニターというフロントガラスに投影されるシステムはあるので時間の問題かな?とは思うのですが、ここは導入してもらいたかったですね。
あとはハンドル介入までしてくるようになったアイサイトシステム。
ここで細かく説明をするよりもスバルのアイサイト説明ページで確認してもらえれば確実です。
まとめ
安全性について細かく書く必要はないかと思われますが、車もここまで来たか、という思いと、「ヒトとクルマの関係性と安全性」という点において非常に考えさせられるシステムではあると思います。総まとめ
ボディの作り込みや制御部分でのポテンシャルはそのままに安全性と利便性において一歩進化したアイサイト。
ただし、このクルマを運転していて楽しいか?と問われると「絶妙」と答えざるを得ません。
やはりモアパワー。
十分なスペックを持つにも拘らず、やる気の無い優等生な車といった印象でしょうか・・
1.6Lで十分かと聞かれれば十分であるとお答えすることは出来ても、やはりオススメするなら2.0Lですね。
僕は両車ともに試乗した感想から言えば、「1.6Lの経済性を重視し、安全性も加味するのであれば1.6Lのみを試乗すること。ただ2.0Lと迷っているなら先に2.0Lの試乗をしてから1.6Lの試乗がオススメ」といったところですね。
パンチが無いといえば悪口に聞こえるかもしれないけれど、パワーフィールさえ、あと30馬力あればと考えないことも無いですね。
見積もり価格
一応以前に取得できなかった2.0Lの見積もりを頂きましたのでご参考になればと思います。どちらとも同じ条件にて支払いなどを考慮していますので単純に差額はパワートレーン代となります。
左が三年、右が五年の支払い期間のパターンです。
頭金が50万
ボーナスが10万として算出しています
レヴォーグ2.0L STIスポーツの見積もり
三年だと月々の返済が61100円でかなりリアルな金額に、安くはないことはわかっていますが車の魅力を考慮すれば非常にお買い得感はありますね。
さらに5年で考えれば41200円と2万円ほどの差が生まれさらに購入しやすくなってはいますね。
レヴォーグ1.6L STIスポーツの見積もり
3年の支払いで考慮すれば46000円と2.0Lの5年よりも支払い金額としては高額になります。
5年で見てみると一気に30000円とかなりお買い得だと感じますね。確かにモアパワーを感じる場面に出くわすかもしれませんが安全性能や利便性で購入しても後悔の無いモデルだと思います。
競合車種
さて、ここも大きな見所となります。競合車種に僕はアクセラを想定しました。
もちろん作りこみやメーカーが意図する部分において大きな車としてのベクトルが違うことは分かってはいるのですが、比較するとなるとレヴォーグが圧勝していると感じるのはその「ボディ剛性」や「安全デバイス」。
その部分は一切の妥協を許さず一貫した車作りをしていると考えています。
対するマツダ アクセラについて言えば「人馬一体」が示すとおりドライバーの操作に重きを置いていて、それはアクセル、ハンドルをドライバー視点で作り上げるという「操作性」や「楽しさ」はレヴォーグには真似の出来ない車だと考えています。
[試乗記]mazda3 アクセラスポーツ1.5Lへ試乗。マツダ車で最も楽しい車だ!
とタイトルにもしている通り、僕が試乗させて頂いた中でももっとも楽しいと感じた車であり、そして今回のレヴォーグについては車の出来としてはすこぶる良いのですが「楽しさに関しては一歩譲りました。
ただし、楽しくないわけではなく。パワーフィールをもう少し上げてくれればリニア感が強まるのではないかな?と思っています。それでも十分に使ってストレスはないんですけどね、2.0Lを知らなければ。。。。
「なんだか極端なんだよな」というのが今回の感想ですね。
試乗させて頂いたお店
大阪スバル 守口店 様〒570-0021 大阪府守口市八雲東町1-21-23
06-6908-5231
9:30~19:00 ※サービス受付は18:00まで
水曜日、その他定休日(定休日一覧)
このような機会を与えてくださって本当にありがとうございます。
レヴォーグはやっぱり2.0Lかな?と思います。
お店は中央環状線を守口方面にはいった所ですが、試乗コースについては時の運。
車の通りは多いので、かなり試したい加速や操舵などは混んでいると厳しいかと思われますが、今回は空いていたので僕の求める部分についてはわかったのでありがたく思います。
どうもありがとうございました!!
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