先日発表されたバークシャーの2015年4~6月期決算は、一部の投資損益を除く1株当たり営業利益は2367ドルで、市場予想の約3000ドルを下回りました。
プレシジョン・キャストパーツ(PCP.N)への大型買収案件と同時にリリースされたためか株価はほとんど下落していません。
しかし、バークシャーの業績でここまで予想と実績が乖離することはあまり記憶がありません。本来ならもっと下落するのが自然だと思います。
しかし、株とはどんな悪材料が出ても株主が売らなければ下がりません。
例えば日本マクドナルドのように、企業価値でなく優待で売買を決めるような株主で構成されていると、あれだけの悪決算でも下がりません。
私は、こういうちょっと宗教じみた株は気持ち悪いので近づかないのですが、バークシャーの株主もバフェット教の信者が意外に多いのかも?と思い始めました。
私はこれまでバフェットが亡くなっても、傘下企業が稼ぎ出すキャシュフローは何も変わらないのだからあんまり影響はないんじゃないか、という考えでしたが今回の株価の動きを見て少し考えが変わりました。
現状でもバークシャー株は傘下企業の企業価値の総和よりも高く取引されていて、これをバフェットプレミアムと言います。
バフェットが亡くなったらこのプレミアム分が失われるのは当然ですが、そこで止まらず、信者の失望売りでその倍返し程度まで下がるかもしれない、と思い始めました。
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