最近香港に行ったのですが、これは本格的に投資を勉強し始めてからは初めてじっくり行けた海外でした(出張だと行って帰ってくるだけなので)。なので昔とは着目する点が微妙に変わったのか、新しく気付くことがありました。
最も感じたのは「日本のモノづくりはやっぱり猛烈にGJ!」ということでした。
例えば建物。香港にはこんな恐ろしいところに1秒たりとも居たく無いと思うほどボロい建物にたくさんの人が住んでます。
現地の人はそれが普通なので何とも思ってないでしょうけど、日本で普段見慣れてる建物と比べると石棺にしか見えないような建物ばかりで、近寄る気も起きませんでした。
また、スーパーやコンビニではひらがなやカタカナで書かれた「まんま日本製」のお菓子や食品が並んでました。そういえば、以前仕事で一緒だったイギリス人も「日本のお菓子うまいよ」と言ってたし、ロシア人も「日本のチョコレートうまい」と言っているらしいので、多分本当に美味しいんだと思います。
さらに、クルマの量は当然の如く、日本製>ドイツ製>その他、だったし欧米人の観光客が持っているデジカメもソニーやキャノンの製品ばかりでした。
どうしてこんなに日本製が支持されるのかと考えると、やはり新規分野の開拓力はやっぱりアメリカだけど、既存の技術の改善にかけては日本が一番だからとしか思えません。
しかもこれは今に始まったことではなく、60年前にも日本人はゼロ戦や戦艦大和を作りました。
どうして合計で10億人以上も人がいる中国や韓国その他のアジアの誰にも作れなかった戦闘機や戦艦が、1億人しかいない物資も乏しい国で作れたのか?
これは個でなくチームを重視する風潮と、繊細さ、完璧主義の国民性の賜物ではないでしょうか。そしてこれは一過性のものではなく、日本の伝統的な国民性だと思います
そう考えると、日本は資源が無いと言うけれど、人的資源という強烈にレバレッジの効く資源には恵まれていると言えます。
海外での日本製品の支持され方を見ていると、その気質は今現在でも一向に色あせておらず、健在であるとを感じました。
��逆に少子高齢化は、その唯一の資源である人的資源自体の減少だから本当に深刻な危機だなぁとも感じました)
資本市場がグローバル化していく中では、将来的には所属している市場の影響よりも、その企業個体の優劣が時価総額の大小に影響する割合が高くなっていくと思います。
そうすると、明らかに”本物”の日本企業の株は、やっぱり持っていたい株の一つだと思います。
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