きのうスタッフよりひと足早く北海道に飛び、
上富良野に秋刀魚を食べに行った。
海のない上富良野に秋刀魚を食べに行くなど
まるで落語の「目黒のさんま」みたいな話だが、
この町には
「喰いしん坊」という素晴らしい居酒屋がある。
いつ行っても美味しい魚を食べさせるのだが、
いまは秋刀魚の刺身が絶品だと
当地の町立病院に勤務する
「僻地外科医」先生に誘惑されたのである。
なるほど、はしりのこの時期としては
吃驚するほど脂の乗った秋刀魚が出てきた。
びかびかと文字通り銘刀のような輝きで、
鮮度のよさが一目で判る。
白葱と一味唐辛子を薬味にした「根室風」の食べ方でいただく。
実に旨い。
これだけ脂がのっていると、
定番の塩焼きも当然ながら美味。
秋刀魚好きのぼくには堪えられない。
酒も僻地外科医先生が「上喜元・五百万石純米吟醸」を用意してくれた。
まずこれ以上は望めないというセレクションである。
途中でもう一人、
友人の当地観光協会事務局長氏が合流したが、
ほとんど二人で一升空けてしまったので当然酔う。
その後、事務局長氏ともう一軒行ったので、
今朝はジャケットも脱がずに宿で爆睡している自分を発見するハメになった。
前回上富良野に行ったとき(4月)も、
「喰いしん坊」から始まって同様の経過で“爆酔”したことを思い出す。
いまは旭川駅の待合室でスタッフの到着を待ちながらブログを書いているのだが、
正午をまわったというのにまだ酒が残っている気がする。
アルコール分解能力に優れた強靭な肝臓を誇るぼくとしては珍しいことで、
どうも上富良野方面は鬼門(笑)らしい。
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