パソコンのCG性能を測るベンチマークソフトでは3DMarkが有名です。
ベンチマークソフトとは、動かしてぼーっと見ていると最後にパソコンの性能を数字で表示してくれる、というもの。
最近のソフトは映像作品としてもかなりハイレベルなので、見ていて面白い。
ところで、この”数字”をひたすら上げるのが趣味のPCマニアがいて、その人たちはこの数字のためだけに数万円もするパーツをしょっちゅう買っては自分のPCに取り付け、数字がちょっと上がったのを見て悦に入るのでございます。
もちろん、ちょっと数値が上がったくらいではパソコンの使用感なんてまったく変わりません(笑)。
だけどまあ、投資家が自分の口座残高を見て悦に入るのと同じと言えば同じだし、クルマにしてもオーディオにしても男のロマンなんて全部そんなもん
それはそうと、この3DMark、3~4年に1回ほど新作が出ます。面白いのは新作発表時には必ず、その時点で存在する最高スペックのPCでも、まったく視聴に耐えられないほどカクカクで高負荷のCG映像となっていることです。つまり、コレを動かす性能のPC作ってみ?という制作チームからの挑戦状なわけです。
この挑戦を受け、すぐさまCPUメーカー、GPU(画像処理チップ)メーカーは超高性能な新型を開発します。そして数年後には10万円くらいのPCでも滑らかなCG映像が見られるほどパソコンは性能は底上げされる、ということが繰り返されています。
エンジニアというのは、こういう技術的挑発を受けると、どうもやる気が出てきてしまう人種なのです。
で、今日ふと思った・・・
この技術者魂って高速道路の無料化に利用できるんじゃね(^ω^)?
例えば、無条件に高速無料にせずに、車重ごとに基準になるCO2排出量を決めて、その基準から50%削減したら高速料金半額、究極的には100%削減したら高速タダとかにすれば、技術者の習性として、勝手に血みどろの技術開発戦争が始まり、ついには本当にCO2ゼロの、航続距離700kmのEVカーなんてのが出現するかもしれない
さらにいいのは、かつて日本メーカー同士で電卓開発戦争をしていたら、気づいたときには後ろにだれもついて来なかったように、戦争が終わった後には、日本メーカーは強烈な競争力を持っていると思う。
他にも良い事はまだあって、そうやって年々街にCO2を出さないクルマが増えてくるのを目の当りにして人々はどう思うだろうか。きっと未来が良い方向に向かっていると思うに違いない。今の日本で一番マズイのは、将来への不安ばかりあって、希望がまったくないことだと思う。そういう陰鬱な雰囲気も少し解消できそうだ。
しかも、これは一朝一夕に実現するわけでなく長い時間をかけてゴールに向かうわけだから、その間にクルマは何度も買い換えられるわけで、レバレッジがかかった消費効果が期待できるオイシイ政策だとおもうなあ。
それに、全部がそういうクルマに置き換わるまでは、高速料金もしっかり入るしね。一石四鳥くらいじゃね?(^ω^)
炭素税みたいな減点方式よりも、国民にインセンティブのある方法の方が上手くいくと思う。
いきなり無料化というジョーカーを出してしまうのは勿体無い。ジョーカーは最も効果のあるシチュエーションまで引っ張って引っ張って出すのが気持ちいいとおもうなぁ。
P.S.
数年前の3DMarkのリンク↓です。
コレ、出たときは何十万のPCでも動かなかったんだよなあ。他にも3DMark2001SEとか3DMark2005とかもあったはず。
3DMark03
http://www.4gamer.net/jump.php?http://download.bbgames.jp/4gamer/other/3DMark03_v360_installer.exe
3DMark2000
http://downloads.guru3d.com/downloadget.php?id=181&file=6&evp=d26d844aee50ed92bc8ea9156629057f
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