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年末の日記にも書いたが、昨年は36本の映画しか観なかった。
それも多くが旧作で、新作は外国映画が11本、日本映画が3本に過ぎない。
ところが、これを12日に発表されたキネマ旬報のベストテンと参照してみると…

・グラン・トリノ(外国映画1位)
・母なる証明( 同 2位)
・チェンジリング( 同 3位)
・戦場でワルツを( 同 8位)
・イングロリアス・バスターズ( 同 10位)

外国映画では、ぼくが観た11本のうち5本までがベストテンにランクインしている。
日本映画も3本のうちの1本、「ディア・ドクター」がベストワンである。
キネマ旬報のベストテンに全幅の信頼を置いているわけでもなんでもないのだが、
ぼくは映画を観る前に批評を読んだりすることはまずないわけだから、
ほとんど予備知識を持たずに観に行っていた割には驚異的な高打率ではなかろうか?
種を明かせば、
「戦場でワルツを」以外はすべて監督が「信頼銘柄」だから観に行ったというだけの話なのだが…。

とはいえ、いい酒場と面白い映画の捜し方については、ぼくの嗅覚はなかなか鋭敏なものであるらしい。

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