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金高値、2年前の予想の検証

金(きん)ですが、1580ドルを超えたところで第一ラウンド終了したかもしれない。
ソロスもポジションの大半を売ったらしいし、銀は完全にバブル終了なチャートになったので、そろそろ終わりという見方も頷ける。
自分は金については過去にこう考えて、わりと多めに買っておいたので、まあまあいい目に会えた(´ー`)。

しかし購入時の予想が全て当たったわけでもないのでここで一度振り返り、どこまで読めてて何をハズしていたのか検証してみようと思う。こうやって、思考が記録に残るのがブログのメリットでもある。

まず、自分は円と金について約2年前にこう書いている。



円はここの所、世界最強の通貨だったし、自分は中国株中心で外貨比率が高いので、キャッシュポジは全部円で持っとけばいいや、と思っていたけど、米国に続き日本もこれだけの財政出動となると、ドル円の為替相場はあまり円高にならないかも知れないし、なによりさすがにインフレリスクも感じてしまう。

そこで、その分を投入する何か良い金融商品はないか探してました。
いろいろ調べて、キャッシュポジの替わりなので、やっぱカンタンに印刷して希薄化してしまうお金と違う物で、株ほどは値動きしなさそうな物としてゴールドに挑戦してみようと思いました。



まず、円高については2009年の4月が98円くらいで今は80円だから、これは大ハズレ。
一方、これだけ世界中で金融緩和したら商品が上がるしかないのでは?というのは普通に当たっていたようだ。
なので、読めてた方はいいとして、ハズしてた円高について何が悪かったのかなぁ、とあれこれ考えてみたところ、次の認識が甘かったのではと思いました。

【日本の対外資産の巨大さを甘く見ていた】

日本の財政は危機的とは言うものの、こちらの記事http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPnTK039267120100524にあるように同時に日本は19年連続で世界最大の債権国であり強烈に対外純資産が多い。

市場介入でも数兆円レベルなのに、200兆円はでかすぎる。
ひとたび国内で経済的な混乱が起きて、リスク回避のためにこの大きな資産が国内に帰ってくるのでは?という思惑が働けば円にとっては巨大な買い圧力になる。


【政治のダメさを甘く見ていた】
日本はこれまで「経済は一流、政治は三流」と言われ続け、“経済一流”は今となってはどうかと思いますけど“政治三流”について異論のある人はいない(;^ω^Aんじゃないでしょうか。

しかし、正直、ここまでダメだとは思わなかった!ショック!

民主党のダメ度は予想をはるかに上回る驚愕のレベル。アメリカに突然ケンカ売ったり、尖閣の時には中国政府にまで「自民党にはまだ思慮深さがあった」などとダメ出しされる始末。。。
しかも中国の仰るとおりで何も反論できず(;´Д`)ノ。

ここは一応株ブログなので経済的な政策だけに注目してみても、通貨戦争で一人負けしてる状況で“円高は国益”などと一人負けに気付いてるかどうかさえ疑問。

円高は、どれだけ進んでもまったく値下げしない外車ディーラーみたいなところは確かに大喜びかもしれないけど、日本国全体のビジネスモデルは付加価値をつけて輸出するのが繁栄のモデルなわけで、トータルではマイナスのほうが大きいはず。

極論すれば、原材料は韓国も中国も日本もドルで調達して、出来た商品もドルで売ったら、あとは国内の加工費である人件費と税制勝負になってくる。
だから他国はみんなリーマンショックで瀕死になった自国企業を助けるべく、もれなく自国通貨安に誘導したのであって、ババは日本が一手に引き受けてしまった。
他の先進国では政治は経済のサポーターですが、日本ではリスクだということを忘れてました・・(´Д⊂グスン。


というのが大きな反省点・・これら反省も踏まえて今後どうなりそうかまた予想して、ある程度時間がたったらまた検証してみたいと思う。

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