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前回の話だけでも売主を激怒させるには十分ですが、もっとひどい話も。

不動産屋の中には買取保障というサービスをしている業者がある。これは売出してみて万一 3 ヶ月以内に売れなかったら当社で買い取りましょう!という、一見売主にとっては助かるサービス。

なぜなら「売れない」という心配が無くなるので、売主は安心して新居の資金繰りを計画することが出来る。ただ、その安心料として買取額は査定価格の 70 %程度になってしまう。

ここでこのサービスを利用していて、例えば査定額 2500 万円、売出し価格 2980 万の物件の契約期限切れ間際に、買いそうなお客が現れたとします。業者としては普通に仲介して両手 200 万円 GET も悪くない。

しかし、ここでこのお客に
「残念ですが、その物件は先日成約になりました」
と断ってしまうケースがあるとのこと。

なぜそんなことをする必要があるのか?
それは契約期限がきて買取保障になれば、この物件は査定の 7 掛けで 1750 万と、かなり安く買えることになります。

こうして安く買い取ったあと、さきほどのお客にまた電話。
「先日の物件ですが、お客さまのローンが通らずキャンセルになりましたが、チャンスですがどうでしょう?」
とかと言って、もしうまくそのお客に 2980 万で売れれば、一発で 1200 万以上も儲かるじゃないか!

万一売れなくても、そこまで安く仕入れたらそれほど苦労せずに売れるので、仕入れ自体が目的なことも。
もちろんその金の出所は全て売主が損した金。いやー、これが本当なら相当ダークだ(驚)

こんな話は都市伝説だと信じたいが、念のため「買取保障」だけは利用しないと誓いました。

次回につづく。

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