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V40というネーミングと価格

先日も「 V40 Cross Country」を紹介したがそのベースとなるV40についても見てみたいと思う。

V40と言えばかつてはワゴンモデルのネーミングだった。
それが今回はハッチバックボディーで競争の激しいCセグメントに打って出てきた。メルセデスのAクラスと同様ネーミングには秘密があるのかもしれない、ちなみにAクラスはアッタックのAらしい。ボルボはビクトリーのVなのか? 基本コンセプトとしては「ボルボの大型モデルの特徴や機能を小型車のパッケージにとりいれる」ということで今までになかった内容だ。

↑ V40のフロント部分、最近のCセグメントの近似性を感じさせる、メルセデスのAクラスと同じようなグリルからAピラー、遠目で見たら分らないかもしれない、全体的には低く構えた安定感がある、画像はネット上から拝借


ボディーは5ドアハッチバックで、サイズ的にはライバルのアウディA3・メルセデスA180よりも80ミリ、BMW116よりも35ミリ長い。画像を見る限り長いという印象はあまり受けない。全体的には最近のCセグメントのハッチバック車の基本に忠実なフォルムを持つ。

↑ V40のリア部分、個人的にはこのリアハッチの造形は好きではない、スポーツモデルでもないのにディフーザー形状のものが付く、マフラーはダブルだ、画像はネット上から拝借


V40のハイライトは燃費性能や環境性能ももちろんだが、やはり安全性能とその装備だろう。「セイフティーパッケージ」と呼ばれるオプションがわずか20万円で用意される。その内容は次のようなものである。
●歩行者や車両を感知して衝突を回避、あるいは衝撃を軽減する「ヒューマン・セーフティ」
●車速追従機能つき「アダプティブ クルーズコントロール」
●前方車両との車間距離が縮まると警告灯が点滅する「車間警告機能」
●ドライバーの運転状況に応じて警告音を発する「ドライバー アラートコントロール」
●車線逸脱を修正するボルボ初の「レーン キーピング エイド」
●ドライバーの死角の車両の存在を伝える「ブラインドスポット インフォメーション システム」
●急接近する車両の存在を伝える「レーンチェンジ マージ エイド」
●後退するとき左右からの車両の接近を知らせるボルボ初の「クロス トラフィック アラート」
●制限速度など道路標識をメーターパネルに表示する「ロードサイン インフォメーション」
●前方の車両を感知しハイビーム走行時にロービームに切りかえる「アクティブ ハイビーム」

↑ ボンネットからフロントガラスにかけて展開しているのが歩行者用のエアバッグ、今までになかっただけに斬新だ、ボンネット部分が分厚いのはこうした歩行者安全対策での傾向、画像はネット上から拝借


またこれらとは別に「歩行者用エアバッグ」もオプションで用意される。これは歩行者と衝突時にボンネットが持ち上がり、さらにAピラー部分をカバーするエアバックが展開するというものだ。

ベースモデルのスペックは次のようなものである。
ボディサイズ:全長4,370×全幅1,785×全高1,440mm
ホイールベース:2,645 mm
トレッド 前/後:1,550 / 1,540 mm
最低地上高:135 mm
最小回転半径:5.2 メートル
トランク容量(VDA値):335-1,032 リットル
重量:1,705 kg
エンジン:1,595cc 直列4気筒 直噴DOHC ターボ
最高出力:132kW(180ps)/ 5,700 rpm
最大トルク:240Nm(24.5kgm)/ 1,600-5,000 rpm
トランスミッション:6段オートマチック(湿式デュアルクラッチ)
駆動方式:FF
サスペンション 前/後:マクファーソンストラット / マルチリンク
タイヤ:205/55R16
燃費(JC08モード):16.2 km/ℓ
価格:269万円


↑ V40のセンターコンソール部分、お得意の「フリーフローティングセンタースタック」、初めて出てきてから時間が経つが今でも随分とモダンな印象だ、画像はネット上から拝借


なんと言ってもベースモデルの価格が衝撃的だ。これに「セイフティーパッケージ」を加えても300万円を切った価格付けだ。これで車自体の質感が高ければ人気が出ることだろう、すでに予約は始まっており好調な受注状況のようである。今年の注目株の1つで目が離せない。


今日はこのへんで

では


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