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2013年ディズニーランド家族旅行を控えて思うこと。平成23年の1人当たりの宿泊観光旅行回数は1.37回

2013年、今年のメインイベント(?)であるディズニーランドへの家族旅行。旅行プランの申し込みも既に完了しており、先日クレジットカードで旅行代金の引落しが行われた。

その額は・・・



高っけぇw



久しぶりに通帳を見たけれど、テンションの下がる引落し金額、広島から家族4人で行く3泊4日のディズニーランド旅行、ごく普通のサラリーマン家庭には痛い出費だ。

今回の旅行プランは


今回予約したディズニーランドの旅行プランは赤い風船の”30日前までに宿泊する月が決まっていればお得になる”という、スーパー先どりマンスリープラン。宿泊するホテルはディズニーリゾートオフィシャルホテルである東京ベイ舞浜ホテル クラブリゾート、お部屋は(早いもの勝ちの無料アップグレードによる)デラックスルームだ。
激安プランだけあって、オフィシャルホテルでの宿泊だというのに、パートナーホテルに泊まるよりも安いお得なプランだ。

激安プランでお得とは言え、安いとは言えない交通費・宿泊費、それからディズニーランドの入場券であるマルチデーパスポート(もちろん4デーマジックパスポート)、せっかく行くのならという事で食事をしながらディズニーのキャラクターショーが鑑賞できるショーレストランの申し込み、、、滞在中の食事にお土産。子供たちにもこういう時くらいは好きな物を買ってあげたいし・・・

夢がかなう場所-東京ディズニーリゾート、家族がとびきりの笑顔で過ごす場所へ行くのにお金のことを考えるのはやめておこう。

国民の国内宿泊観光旅行の動向は?


夢の国へ行くとはいえ、今はまだ世知辛い現実世界。クレジットの引き落とし額を見て、もっと安く楽しめる所があるのでは?同じ予算があったらもっとたくさん宿泊出来るのでは?そもそもちょっと贅沢なのでは?など、いろんな疑問が湧いてきた。夢の国へ行く前に世間の皆さんはどれくらい旅行へ行き、どれくらいのお金を使っているのか調べてみた。


国土交通省 平成24年版 観光白書より



-国民の国内宿泊観光旅行の動向-

平成23年の国民1人当たりの国内宿泊観光旅行回数は、1.37回(前年比2.2%増)また、国民1人当たりの国内宿泊観光旅行宿泊数は、2.17泊(同2.4%増)であった。



-国民の旅行等に関する意識の動向と実態-

宿泊費やパック旅行等の旅行関連の支出の推移を見ると、支出額は減少しているが、全消費支出に占める割合及び自由時間関連支出に占める割合とも、前年と同水準となっている


国土交通省平成24年版 観光白書によると平成23年の1人当たりの宿泊観光旅行回数は1.37回、1人当たりの宿泊数は、2.17泊。回答率や回答者の収入・家族構成によるので鵜呑みにはできないが意外にも平成18年から大きく変化してはいなかった。
実際には複数回行かれる家庭と全く行かない家庭に割れるのかもしれないが、白書通り年1回の旅行となると、どこの家庭も入念に計画立て旅行へ行くに違いない。

子育て世代の収入


平成24年度国民生活基礎調査(平成22年)の結果も確認。

・平成21年の1世帯当たり平均所得金額は、549万6千円(世帯主が50歳代の世帯の平均所得金額は、731万9千円と最も高い)

・児童のいる世帯の平均所得金額は、697万3千円
・平成21年の貯蓄がない世帯は、10.0%
・平成22年の生活意識は、「苦しい」(「大変苦しい」「やや苦しい」を合わせたもの)は、59.4%
・同居児童のいる母で仕事ありの割合は60.2%

子供のいる家庭で母親が仕事をしている割合は6割以上、平均で700万円弱の世帯収入。児童福祉法での児童は18歳までの子供を示す為、子供からある程度手が離れた世帯の収入が押し上げているのかも知れない。

※児童福祉法(昭和22年法律第164号)では18歳未満を児童と定義(4条1項)し、児童福祉法では児童を以下のように区分している。

・乳児 満一歳に満たない者(4条1項1号)
・幼児 満一歳から、小学校就学の始期に達するまでの者 (4条1項2号)
・少年 小学校就学の始期から、満十八歳に達するまでの者(4条1項3号)

おじさん(お父さん)の心変わり


上記を踏まえ、ディズニーランドへの家族旅行を再考。

10代の頃からアウトドアが好きで、休日はスノーボード、ヨットレースなど、海へ山へお出掛け。子供が出来るまでの旅行といえば体育会系のようなノリでのスノーボード旅行や、自然の創造美を感じられるような観光名所へ行くことが多く、当然、ディズニーランドへは一度も行ったことがなかった。

どちらかといえば敬遠していたと言ってもいいテーマパークへの旅行、それが一転、ディズニーランド、ディズニーのキャラクターが大好きになったきっかけは子供と一緒に行った家族旅行だ。

子供が小さい内に一度は夢の国へと思い長女が4歳、長男が2歳の時、初めて子供を連れて行ったディズニーランド。
メルヘンのかけらもない現実的な自分はママと子供が効率的にディズニーランドを楽しめればいいやと思い、体力的には一日フルには遊べない2歳の長男のお守役、荷物持ち、場所取り、ファストパスゲッターの役目を果たすことだけを考えていた。
当然、旅行前にパンフレットを開くこともなく、ディズニーランドの事前知識は殆どなし、”ミッキーやプーさんが居るお父さんには退屈なテーマパーク”というのがディズニーランドのイメージだった。

テンションの低い普通のお父さんが後ろ向きな気持ちで家族と初めてディズニーランドへ行ってみると、、、


めちゃくちゃ楽しかった!


なんというか、おじさんなりに楽しかったポイントは後述したいけれど、まさに夢の国、すっかりディズニーの魔法にかかってしまった。

お父さん目線で何が楽しかったのかというと、やはりディズニーの世界観。アトラクションにはあまり乗らなかったけれど、一通りショーは見れたし、2歳の長男の寝かし付けやファストパスをゲットする為にディズニーランド内を歩き回って風景を楽しんだので夢の国の魅力にどっぷり浸かれることが出来たと思う。

ディズニーランドへ4歳と2歳の幼児を連れて行ったお父さんの役割と行動


2012年、ディズニーランドへ行った時のお父さんの行動を振り返ってみる。

・移動中の荷物運び

広島から新幹線で移動、キャリーバックも行きは持って行ったのでお父さんである2児のパパはもちろん荷物運び係。

・ベビーカー&抱っこ

2歳の長男、ディズニーランドでは半分くらい、、、いや3分の1位しか歩かなかったので残りはベビーカー、もしくは抱っこ。お父さんはお留守番でディズニーランドへ行く方も多いと思うけど、2歳の幼児を連れていく場合はベビーカー&抱っこ係がいると何かと便利。元気なおじいちゃん、おばあちゃんでもOKだ。

滞在中、開園から閉園まで遊んでいたディズニーランド。2歳の長男は一日遊ぶ事は出来ないので、昼ご飯を食べて満腹になった後、意図的に抱っこで1~2時間くらい寝かせていた。寝かし付けの間はママと長女とは別行動。ベビーカーを押しながらディズニーランドを探検したり、お土産をチェックしたり、パレードの場所取りをしたり、ファストパスをゲットしたり、、、とにかく歩きまわっていた記憶がある。

・ファストパスゲッター

開園後、直ぐにチケットが取れなくなってしまう人気アトラクションは当然のこと、ファストパス発券後、次のファストパスが発券可能になる時間になったらママたちと別行動や、次のアトラクションまでの道のりを遠回りしてファストパスを発券。
ママと子供たちが次のアトラクションに待たずに乗れるよう、スマフォで他のアトラクションやファストパスでの入場時間をチェックしながらディズニーランドを走り回る。

ディズニーシーでは北へ南へ、メディテレーニアンハーバーを駆け抜け、ミステリアスアイランドを競歩でスタスタ(途中芸能人の勝俣さんを見かけたけどチラ見でスルー、テレビと全く同じ、短パン・だみ声であった)、マーメイドラグーンで右と左が分からなくなりスマホで現在地をチェック、ロストリバーデルタでファストパスを発券したらまたまたテケテケと競歩でママの元へ戻る。
いやホント、1ヶ月分くらい歩いたのではないかという位、とにかく歩いた。

・パレード、ショーの鑑賞

一通りのパレードを鑑賞。レジェンド・オブ・ミシカは特に良かった。アトラクションは元々苦手なのであまり乗らず、、、
4歳の長女に(こわくないよ~と)騙されて乗らされたスペース・マウンテンはジェットコースターが苦手な2児のパパにとっては地獄の体験でしかなく、乗車中の間、4歳の長女の手を握り、「こわいこわいこわい」「とめてくれ、やめてくれ、おわってくれ」と半泣き状態。
横でゲラゲラ笑う4歳の長女を横目にディズニーランドでは2度とスペース・マウンテンに乗らないと決心した。

・怖くないアトラクション、夕方以降のアトラクション

ディズニーランド、ディズニーシ―全体の6割くらいのアトラクションを体験したけれど、幼児向きのプーさんのハニーハントなどは5回くらい体験してきた。
日中は1時間待ちになっているプーさんのハニーハントも閉園間際はガラガラ。待ち時間0で乗れたのでお土産チェック中のママを残し、子供たちと2回連続で乗ることも。

・(ママがアトラクションを楽しんでいる間)子供たちの相手

子供たちのトイレ係から、ママが子供たちが乗れないアトラクションに乗る時に子供用のアトラクションやお土産を見たりして子供たちの相手をしていた。

・お父さんの楽しみ、ホテルでの晩酌

どこのお父さんも一緒だと思うけれど、旅行中は何故か晩酌がしたくなる。22時のディズニーランド閉園後、シャトルバスでホテルに移動、お風呂に入ってホテルのコンビニでお酒とおつまみを調達、子供たちの寝息を聞きながら、23時過ぎからの晩酌でほっと一息。

・ディズニーランドでの写真撮影

ディズニーランドを楽しむ子供たち、ミッキーやミニ―、ディズニーランドのキャラクター、ショーやパレードなどで大量の写真を撮影。3泊4日で写真は1,000枚以上撮影していた。

こうしてみると雑用が多く、何が楽しいの?と思われるかもしれないが、とにかく楽しい。子供たちが楽しんでいる姿を見るのも楽しいし、シンデレラ城など、ディズニーの世界に触れているだけで楽しいし、ボン・ヴォヤージュでのお土産チェックですら楽しい。いや、やっぱり、ショーやアトラクションを見て感動している子供たちを見るのが一番楽しかった。

ディズニーランド、お父さんの楽しみ方


最後に、子供や女の子が主役になるディズニーランドで忘れられがちなお父さんの楽しみ方をまとめてみよう。

・幼児と一緒のディズニーランド、子供たちの輝く瞳に感動する

お父さんにとってのディズニーランドの楽しみはこれに尽きる。子供たちを色々な所へ連れて行っているけれど、やっぱりディズニーランドは子供たちの目の色が違う。これはもう細部まで作り込まれたディズニーの世界観のなせる技だと思うけど、それを支えているのはもはや伝説になっているキャスト一人一人のスキル、全力で楽しみながら表現されているダンサーさんたちの力だ。

レジェンド・オブ・ミシカのようなスケールの大きいショーでも、一人一人のダンサーさんの表情が輝きまくっている。それを見たオチビたちの目がキラキラ輝くもの当然の話、子供たちの写真を撮ったり、自分自身がショーを楽しんだりと、ビール飲みながらのんびりと見ている場合じゃない。いや、子育てが終わったら、ビールでも飲み昔を思い出しながら鑑賞するのも良いかも知れないな。



レジェンド・オブ・ミシカを見た2歳の長男。(今では口が閉じる時間がない位オシャベリになってしまったけれども)当時は口数・語彙が少なかった長男、この日は「ぶぅ~ひ~、ぷるーと、みっき~~~!」ととにかく喋る。
ダンスをやっている知人によると、ディズニーのダンサーは信じられない位レベルの高い人が平然と目立たないポジションもこなし、その一体感が非常に高い一体感を出しているとのこと。ダンスのレベルは良くわからないが、子供たちの感動レベルの違いは普通のお父さんでも良くわかる。



・ディズニーの世界観、非日常の体験で仕事のストレスをふっ飛ばす

ホワイト企業に務めている2児のパパだけれども、それでもストレスが無い訳ではない。ディズニーの世界観だけでなく、長い待ち行列に並んでいる人を含め、ディズニーランドに来ている人全員が幸せそうなので自然と楽しい気分になってくる。前に進むのに疲れたら、なるべく前の席でデイパレード ハピネス・イズ・ヒアをぼ~と眺めてみよう。自然と肩の重荷がなくなるはずだ。

・ショーレストランで外国人ダンサーと恥ずかしい踊りを披露する

せっかくディズニーランドへ行くなら、ショーレストランも体験しよう。それも、S席、最前列を確保して。S席にこだわる理由は、ほぼ全てのショーレストランで行われている、出演者と共演できるイベントに参加出来る確立が高いから。シナリオは忘れてしまったけれど、2児のパパが体験したショーレストランでも一般客が参加する一幕があり、ショーの途中で写真左から3番目の外国人女性ダンサーさんの御眼鏡に適い、恥ずかしい恰好をさせられ皆さんの前で踊らされた。

いや、ホントに恥ずかしいダンス。今となってはいい思い出だ。


・ディズニーのホスピタリティから学ぶこと

東京ディズニーリゾートでは約2万人のスタッフのうち、9割に当たる約1万8000人のスタッフがアルバイトで構成されている。しかしながら、スタッフのクオリティ、人材力には非常に高い評価を得ているディズニーリゾート。
東日本大震災時の対応など、伝説的なエピソードは数えきれないけども、何かとキャストのお世話になることの多い、幼児を連れてディズニーランドへ行くと、そのホスピタリティーの凄さは良くわかる。

ディズニーランドのホスピタリティはお客様に楽しんでもらおうとするスタッフ一人一人のマインド(思考)に支えられている。困った時の対応はマニュアル通りではなく、どうしたらお客さんに楽しんでもらえるかという観点のもと、一人一人のスタッフが自身で考え最高の対応を取る。それも、ビジネスマナーとしても十分以上に通用する、、、笑顔、挨拶、アイコンタクト、言葉、話し方、ボディーランゲージを駆使したコミュニケーション方法で。

常に臨機応変な応対が求められるディズニーランドのスタッフ。そのパフォーマンスはただ楽しいな!で終わるにはもったいない。下手なビジネスマナー研修に参加するよりも勉強になるだろう。


こうしてみると、やっぱり楽しい、行く価値のあるリゾート地。
子供が感動する姿を楽しむには、幼児の内に行くしかない。

今年も行くぞ、ディズニーランド!

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