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育児ストレスは3歳までがピークだった!2011年からの2年間で育児ストレスは4倍に増加

育児のストレス。

1歳から3歳までの期間におとずれる、魔の2歳児といわれる第一次反抗期。





何をやってもイヤイヤと泣き叫び、この時期の子供は手が負えなくなる親も多い。魔の2歳児を2回経験し、2児の子を育ててきた経験から育児ストレスとの付き合い方と兄妹育児の楽しみをまとめてみた。

魔の2歳児


2児のパパの子供は5歳と3歳。これまでに2回の魔の2歳児を体験してきた。

だっこだっこ!で歩かない、お店で欲しい物を見つけたら買って貰えるまで泣き叫ぶ欲しい欲しい病、一つの物を取り合う兄妹ケンカ、ご飯を食べない、お風呂に入りたがらない、なかなか寝付かない、歯を磨きたがらない、おかたずけをしない、お部屋の中を走り回る、原因不明のグズグズ、何度も同じ間違いをする、静かに出来ない・・・

魔の2歳児期間から抜け出すまでに、幼児の子育ては過酷なストレス、イライラとの戦いだ。2児のパパが一番大変だったのは、1人で子供2人を連れて外出した際、子供2人から相反するリクエストをされたとき。2歳差の子育て、上の子があっちに行きたいと言えば、下の子はこっちに行きたい。上の子があれを食べたいと言えば、下の子はこれが食べたい・・・

言語能力の未熟な2~3歳児を納得させるのは難しい。

Googleトレンド


育児ノイローゼ、育児のストレス、育児のイライラ。数年前のネグレクトによる不幸は事故は記憶に新しいが、それ以降も育児ストレスに関連すると思われる悲しいニュースは後を絶たない。Googleトレンドより、Googleの検索サイトでググられるキーワードを見ても「育児ストレス」での検索件数は2010年から2013年までの2年間で4倍に増加し、2013年に入ってからも上昇傾向にある。


育児ストレスに関する検索件数の伸びは現代の厳しい子育て環境の中で、多くの子育て世代が育児のストレス・イライラに悩まされていることと無関係ではないだろう。


GoogleAdWordsで月間検索ボリューム(※下記補足説明参照)を見ても、かなりの回数で検索されていることが分かる。


月間検索ボリュームについて、GoogleAdwordsから引用し補足
指定したターゲット設定で、対象のキーワードが検索された平均回数です。 
数値について: この数値は、指定した地域と検索ネットワークのターゲット設定で、対象のキーワード(完全に一致するもの)が 12 か月間に検索された回数の月平均の値です。 
使用方法: 該当のキーワードの使用頻度を確認できます。この情報は、キャンペーンにキーワードを追加することで広告掲載の目標を達成できるかどうかを判断するヒントになります。 
注: 十分なデータがない場合は、ダッシュ(-)が表示されます。月間平均検索ボリュームでは、お客様が選択したキーワードのマッチ タイプは考慮されません。さまざまなマッチ タイプのトラフィックを把握するには、確認ページでクリックと費用の見積もりをご覧ください。 
引用、ここまで

ストレスの原因


育児のストレス、子供によって個人差はあるが、一般的には言語能力が未成熟な1~2歳の中頃までが一番大変だろう。2歳までの子供は聞きとる力に比べ表現する力が弱く、上手く伝えられずにかんしゃくを起こしてしまうことが多い。

ストレスの原因は期待とギャップ。期待したことが裏切られる、期待したことが満たされない時に人はストレスを感じる。

2歳までの子育ては、多くのことを期待せず、のんびり子供に向き合おう。子供が3歳、4歳になるとこれまでの苦労は一気に報われる。トイレにハミガキ、着替えなど、生活習慣が身に付き育児の負担が軽くなる。

兄妹がいれば、下の子が3歳になることには上の子が色々と育児のお手伝いをしてくれるだろう。


子供と向き合う


育児のストレスは育児で解消する。

辛いこともある育児、楽しいことはそれ以上だ。子供を見ていると笑ってしまう瞬間やほほえましく思える瞬間がいくつもある。子供たちが遊んでいる姿でストレスを解消しよう。


子供から離れる


ストレスへの対応はストレス要因から離れること。魔の2歳児、いくら可愛い子供でも、1週間毎日ずっと一緒にいたら参ってしまう。実家に預けたり、パパとママで子守を交代したり、思い切って一時保育を利用したり。

育児ストレスへの対処は予防から。ストレスがたまる前に、子供から離れた時間を持つことも大切だ。


甘いものの力


幼児の育児は一触即発。ピンチの連続だ。

朝の忙しい時間や電車の中など、満足に対応できない場合やどうしても静かにして欲しい時もある。そういう時の為に、あらかじめ魔法の道具を備えておこう。

子供は食べているときは大人しい。ジュースやお菓子、ゼリーに果物。与え過ぎは禁物だけど、ハミガキとルールを守って上手に活用しよう。


ピンチをチャンスに


幼児の子育て、雨が降るとお買い物から幼稚園の送り迎え、ちょっとしたお出掛けの全てが一苦労になってしまう。雨の中だっこだっこになるとさらに大変だ。

そんな雨の日が楽しくなるように、雨具は子供たちが気に入った物を買ってみよう。初めてのカサは2歳くらいがちょうどいい。雨が降るとカサがさせる。

突然の雨も子供には楽しいイベントに。ピンチをチャンスに変えてみよう。


事件が起きても


2歳児の子育てはハプニングの連続だ。

何もない所でコケたり、頭を打ったり、異物を飲み込んでしまったり、ぼーっとしている鹿に突然噛みつかれたり・・・

事件が起きてもあわてず落ち着いて対応しよう。

状況を把握し、問題を切り分け、代替案を提案する。

時が過ぎれば思い出だ。


対象年齢って


幼児を連れてお出掛けすると、対象年齢が気になるだろう。

遊園地はアトラクションの年齢制限、アウトドアは楽しめる年齢になっているか。実際に子育てを経た経験として、対象年齢はあまり気にしなくてもいい。遊園地の年齢制限は守らなければならないけれど、「危険でないか」「他人に迷惑をかけないか」の2点がクリアできれば年齢を気にせず色々なことを体験させてあげたい。

兄妹がいれば子供で役割分担し、楽しみを共有することが出来る。


昼寝のリズム


魔の2歳児の天敵は睡魔だ。

どんなに楽しい所へ行っても、どんなに機嫌が良くても、普段の生活リズムを守ってお昼寝をさせてあげよう。お昼寝を上手に取らせるにはお腹が満たされた後がいい。

よく運動し、よく食べた後。甘い物を食べた後なら寝かし付けの前にお茶を飲ませよう。

満腹30分後なら抱っこやベビーカーであっという間に寝てしまうだろう。


なんでもやってみる


魔の2歳児は好奇心のかたまりでもある。

上の子がいれば良いことも悪いことも全て真似をする。

つまみ食いを見つけても、そっと見守ろう。これが一番美味しいから。


意外と覚えている


幼児を連れてお出掛けしたり旅行へ行く時は、大きくなった時に覚えているのか気になるだろう。

心配しなくてもいい。2歳になれば意外と覚えている。

特に楽しかったイベントはときどき写真やビデオを一緒に見ながら振り返ってみるのも良いだろう。

ビデオを見て意外な発言をする子供の記憶力には驚かされる。


外で遊ぼう


ストレスを発散させるのにお家にこもっていてはだめだ。

海、山、川。自然の中で遊ぶと親も家事や仕事、育児の気分転換になる。

子供とアウトドアに出かけたら、童心に戻り子供と遊ぼう。


土に触れる


子供は土いじりをすることによって触覚が発達し、皮膚が強くなる。家庭菜園やお花を育てることは、五感の発達以外にも免疫力をつける効果もある。子供たちが自分で育てたものを食べることは、子供にとって驚きとともに、大きな喜びを与えてくれる。

畑でもプランターでも土と野菜があれば家庭菜園を楽しめる。子供専用の道具をそろえ、スコップで畑を耕し、ジョウロで水やりを教え、畑の虫に驚く。いっしょに観察しながら野菜の成長を楽しもう。自分が毎日面倒をみて育てた野菜は味も格別。野菜の好き嫌いも無くなり食事のストレスも軽減されるだろう。


大きい方がいい


小さいよりは大きい方がいい。

小さい公園より、大きい公園。小さい滑り台より、大きい滑り台。ちょっと足を延ばせば、大型遊具のある公園があるはずだ。育児に疲れたら大きいものの力を借りて子供の相手をまかせてみよう。たくさん遊んで疲れた子供たちはいつもより大人しくなる。


外見は気にしない


何かをするにはお金が掛かるけど、周りを気にしなければコストを抑えられる。
子供たちには思い出と体験を。10年~20年前の道具でも子供は気にしない。

デザインを気にするのは物心ついてからだ。


身近な所で


子供とのお出掛けは楽しいけれど、毎回遠出はできない。お金を掛けずに子供たちを遊ばせるため、地域の情報を調べてみよう。意外な所が子供たちの遊び場になる。

何もないなら、呼べばいい。

食パンがあれば、空からお友達が飛んでくる。

ただし、近所迷惑にならない場所で集合しよう。


成長を楽しもう


子供の成長は早い。魔の2歳児も過ぎてしまえば懐かしいものだ。子供が高校生、大学生になったとき、育児のストレスとは違った悩みがあるだろう。

魔の2歳児期間は子供が一番可愛い時期でもある。

少しずつ成長する子供たちの姿を記録に残しておこう。


人の力を借りる


子供と真正面から向き合うと疲れてしまうこともある。

多くの親はその全てを自分でやらないといけないと考えてしまうからだ。

自分でやるのが当たり前だという意識なので、人に頼む、お願いする、やり方を聞くといった選択肢を最初から考えていない人や、そういう発想が出てこない人も多い。

他人に迷惑をかけてはいけない。自分の事は自分でやりなさい。

子育てには当てはまらないときもある。

家事や仕事で疲れた時は人の力を借りれないだろうか。人でなくてもいい。道端のお花や、近所のノラ猫。小さな存在が子供たちの大切な存在になる。育児のストレスと上手に付き合うには、身近な存在に育児の楽しみとストレスをシェアしてみよう。



収穫まで待つ


子供に多くのことを期待しない。

まいた種が芽を出し収穫できるようになるまでにはしばらく時間がかかる。途中で虫に食べられたり、雨風に打たれて枯れてしまうこともあるだろう。

これだけやっているのに結果が伴わない。

育児のストレスは期待と結果のギャップだ。

何かを収穫できるまで、気長に待ってみよう。


自分自身のストレス


育児のストレス。生活習慣が身に付く3歳を過ぎるとかなり軽減する。

ご飯が自分で食べれるようになる。トイレに自分で行けるようになる。着替えが一人で出来る。魔の2歳児期間に根気強く教えた成果が報われる時だ。

もうひとつ、ストレスの軽減に忘れてはならないことがある。

育児のストレスは育児だけが要因ではない。

魔の2歳児期間は多くの親が20代後半から30代。共働きの世帯も多く、仕事やマイホーム等のお金の問題に自分自身が疲れてしまっているのではないだろうか。

疲れた、しんどい、イライラする。

育児のストレスが子供に向かわないように、ストレスの原因と問題の切り分けを整理してみよう。子供はゆっくりとしか進めないから。


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