Main menu

Pages

株歴20年~25年の変化

最近になって感じるのは、銘柄選びが少し変わってきたなぁということです。

以前は酒・タバコ・パチンコ・消費者金融などグレーゾーンに属する株は、それだけでパスしてましたが、最近は特にそういう拘りもなくなりました。

そういう規制リスクの高い銘柄でも、ちゃんとそのリスクを株価が織り込んでいて、高いROEと配当を継続しているなら最近は買うのもやぶさかではありません。

というか、米国ではトマホークとか空母を作っている会社が普通に上場していたりします。
そしてそういう軍需関連企業は、国が顧客のためキャッシュフローが安定しており、食品業界に並ぶ固い銘柄として広くミューチュアルファンド等にも買われていたりもします。

以前なら自分のお金が人殺しに使われるなんて嫌だなぁ…と思って投資しませんでしたが、今は事業継続性とリスクを勘案して合格と思うものはウォッチ銘柄に入れています。(とは言っても、日本のパチンコ・消費者金融はその面から評価しても、やはり魅力を感じないので相変わらず購入対象外ですけどね)


どうしてこうなったんでしょうか?

多分、最近は流れに逆らった投資行動をしなくなったんだと思います。

中国に「上有政策下有対策」(上に政策あれば下に対策あり)という諺があるそうですが、1人の力で世の中を変えようなんて考えるよりも、流れに対応した行動をするほうが大抵の場合は得なんだ、という考えの割合が増えたんだと思います。

これは利己的だと思いますし、もっと言えば自己を犠牲にして世の中を良くしようとしている改革者にタダ乗りしている寄生虫ともいえるでしょう。

しかし、人には役割というものがあるのです。私に率先して世の中を改革するリーダーシップやカリスマ性があればそうしますが、残念ながらそれはありません。

それなら、そういう活動はそれが得意な人に任せて、自分は応援する立場に回ったほうがいいんじゃないかと思うわけです。人は自分が人よりうまく出来る事をやる方がいいんです。

だから、日本の末路について悲観的な分析をしたとしても、自分がとばっちりを受けないようにするにはどうするか?という事を必死に考えます。

私に出来る事といえば、土地バブル崩壊・ITバブル崩壊・リーマンショックをなんとか死なずに乗りきった経験から考えることを、ここで細々とシェアすることくらいです。

それでとばっちりを受ける人がひとりでも減ればいいかと思い、あんまりページビューがなくても細々と続けているわけです(私の考えが100%正しいわけではありませんが…)
すると、いろいろなアイデアが浮かんできて、その方が明るい気分になるのです。

まずは各自がうまくとばっちりを回避して、その後、儲けたお金で頑張っている改革者を応援すればいいんじゃないでしょうか。
reactions

コメント