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地震・雷・台風...。移住して2年足らずなのに、これ全部フィリピンで経験してしまいました。台風はある程度は覚悟してましたが、予想を遥かに上回る「スーパー・タイフーン」が来てしまうし、隣島とは言え死者が出るほどの地震はあったし、雷はまさかの自宅直撃。

さらに追い討ちをかけるのが火事。
多いんですよ。まず、電気の配線に問題が多い。自宅の工事の時に、ドリルや溶接機用の仮設配線を見ると、ほんとに大丈夫かいな?というような細いコードを使ってるし、雨ざらしの場所でも軽く絶縁テープ巻いただけ。これは怖かった。

さすがにそれなりに信用のおける大工さんや電気屋さんを集めて、こっちの感覚ではかなりいい給料を払ったお陰で、家の中はちゃんと配線してくれました。しかし雑な作りの家だと相当エエ加減な仕事が目に付きます。トタン屋根にベニヤの壁材で、恐らく素人が建てたような家は、場所によってはかなり多くて、そういうのに限って建て込んでいる。

雨漏りもするし、ネズミも住んでいるので囓られたりもするでしょう。しかも、安物のコードに無茶なタコ足配線する人が多いので、これでは火事にならない方が不思議ですね。

一昨日の深夜、消防車のサイレンがずいぶん長いこと鳴り響いていました。また火事か。ちょっと規模がデカそうな...と思っていたら、案の定、シライ市内の目抜通りに面した、商業ビルの一つが全焼してました。ここから少し離れたスーパーマーケットの2階が、つい数か月前に焼けたばかりなのに。

出火が深夜で、夜間は人のいない場所だったので怪我人はなかったとのこと。原因は分かりません。1階にあった、わりと大きな雑貨屋さんは完全に燃え尽きてました。これでは、当分店は開けられないでしょうね。




経営者やビルのオーナーもたいへんでしょうけど、従業員が可哀想です。おそらく休業補償など一切ないので、店が閉まればその日から収入ゼロ。こういう状況を見ると、フィリピンで庶民として生活するのは、過酷なんだなぁと思ってしまいます。

因みに我が家は、完成してすぐ保険に入りました。


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