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日本ブランド・イン・フィリピン

ひと昔前、フィリピンで強い日本ブランドと言えば、トヨタ・日産などの車関連やホンダ・カワサキに代表されるバイク、ソニー・パナソニックなどの家電などなど民生の工業製品がメインだったように思います。

もちろん今でもこれらのブランドはよく知られていて、トヨタは相変わらずの強さ。しかし家電に関しては、残念ながら中国・韓国製品に押されて、すっかり影が薄くなってしまいました。

実際にこちらで生活して気づいた日本ブランドは、トラックの扶桑や日野。日本の中古車を輸入しているらしく、ボディには「◯◯運送」とか「法定速度順守車」なんて書いたままだったりしますが、意外にたくさん見かけます。サトウキビの運搬には骨董品並みに古いフォードが黒煙吐いて走ってたりするものの、運送会社のトラックは大抵日本車。三菱のキャンターに至っては普通名詞化するほど多く、三菱じゃなくても中型のトラックは全部キャンターと呼ばれています。

食品では、昔からあったキッコーマンの醤油とか、味の素はすっかりフィリピン人の生活に定着していて、比較的最近のものではヤクルト。ヤクルトレディはいませんが、ちょっとしたスーパーだったら必ず見かけるようになりました。セブン・イレブンは、このシライ市にも一昨年開店。面白いのはセブン・イレブンに限らず、こちらのコンビニってカフェを兼ねてるんですね。10席ぐらいは座れる場所があって、そこで買ったアイスクリームやフライドチキンなんかを、家族連れや学生さんが食べている。

家を建てて気づいたのは「マキタ」。電動工具関連では信頼性抜群ということで、大工さんや職人さんに重宝されてます。因みにフィリピンの言葉で ”Makita” とは「会う(未来形)」という意味になります。”Makita anay kita” で「また会いましょう」。

しかし、ここ最近で一番躍進著しいのはやっぱりアニメ。カトゥーン・ネットワーク(アニメ専門チャンネル)では、当たり前のように「パーマン」「忍者ハットリくん」「ナルト」が放送されてるし、冒頭のテーマソングは日本語がそのまま。ディズニーチャンネルでは、年に数回はジブリのアニメが見られます。玩具店のトイザらスにはガンプラ置いてる。

そして私にとって、一番インパクト強かったのは「どーもくん」でした。実は日本にいた時から、家内はどーもくんのファン。フィリピン人好みのキャラクターなんでしょうか。10歳の姪っ子が、どーもくんポシェット持ってうちに遊びに来た時は、びっくりしました。ショッピングモールを歩いていると、時々若い女性が持っているのを見かけます。ジャパニーズ・ソフト・パワーは、フィリピンを制する?



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