先日の住民投票で大阪の都構想について賛否の判定をし、僅差で反対票が上回りました
それをうけて維新の橋下大阪市長は人気終了後に政界引退することを表明しました
票の差は僅差であったのにあっさり引退することを決めた橋下さんについて何故なのかと思う人もいたでしょう
橋下さんについては以前に書いたことがありますが、中国で講釈師のようなことをしていたと思います
例えば歴史物の三国志や水滸伝など人気のある物語を暗記して、弁舌巧みに語り聞かせて商売にしていた方です
暗記力もあるでしょうし、人を引きつける話術にも長けた方であたのでしょう
ですがこうした商売と言うのは、一箇所でずっと商売をしていたら、次第に飽きられて人の足が遠のいていくので、次々に違う場所に移っていきます
今世の橋下さんも、このまま続けていても、次第に飽きられて、人気が落ちていくのを察したので、政界引退を表明したのでしょう
そのような次々に移って行く性質があるのでしょう
その元となっているのは、弁舌で人気を得る方ですが、根本において信念を持ってやっているのではないため、容易に投げ捨てられるのでしょう
彼自身も、現在は大阪の都構想にあまり興味がなくなっているのだとおもいます
そもそも大阪都構想は地方の権限を増そうとする方向だといえるでしょう
以前に道州制の構想もあり、幾つかの県をまとめた州や道を作って、権限の委譲をしようとしていたことがあります
このように地域に権限を移していこうとするのは、一見よさそうに見られますが、国家の力をそぎ落として、弱体化させる方向に進んでいってしまいます
かつて江戸時代には各藩が独立国家のようにあって、それを幕府が緩やかに束ねているような状況に日本はありましたが
それでは欧米の国々に勝てないと知って、廃藩置県をして中央集権化を進めたのが明治維新でした
ですので、地方への権限の移動が囁かれていたときには、私の夢枕にある明治維新の志士が立って、維新の逆をしようとしていると怒っておられました
橋下さんは維新という名前を使いながら、明治維新とは逆に、中央の力を削いで、地方に権限を移そうとした、逆維新を進めようとしていました
先日の辺野古移設や原発再開問題もそうですが、問題を地方に投げてしまって瞑想してしまっているのは、地方の権限が強まって、中央の権限が弱まっているからだと言えます
そのように地方が権限を強化するようになってくれば、国家的な問題であるエネルギー政策や外交問題にしても、地域の反対にあったら進まなくなり、何も出来ない状況となっていくでしょう
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