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日経平均から8月を振り返る



こんにちは。もう9月になっていた事に驚いてます。時が経つのは早すぎますね。
ってことで今月も日経平均から先月起こったことを簡単に振り返れればと思います。
まずはチャートから、サラッと見ていきましょう。



今月は、もの凄いことになっていますね。まさしくフリーフォール。おそらく市場から退場を余儀なくされてしまった人、大きく損失を出してしまった人が多くいるでしょう。逆に大きく利益を出した人もいると思います。
現在、投資をやっていない人も今後投資を始めた時のため、今月の相場はよく覚えておいた方がいいです。
大幅下落のポイントは中国、アメリカになると思います。


8月18日からの6日連続下落
7月に大きな下落がありましたが、今回の下落はそれ以上でした。これは日本市場だけでなく、世界的に同時期に大きく下落しています。

まずは中国の景気減速の懸念です。発表された景気指数は明らかに落ち込んでいました。
株価の維持のため市場に介入を続けた中国政府ですが、高値を徐々に切り下げており、いよいよ手の打ちようがなくなった感があります。
また中国の人民元の基準値切り下げもありました。中国の通貨の元は変動相場制ではなく、当局が管理しています。基準値を切り下げた、ということは世界の通貨に対し元安に動かした、ということです。これにより輸出の回復を狙ったのです。しかし世界は好感せず、「そこまで中国の景気は悪いのか」と判断したのです。

アメリカのNYダウも6月から少しずつ高値、安値を切り下げています。
またFRB(アメリカの中央銀行)が開くFOFC(連邦公開市場委員会:簡単に言うと金融政策会議)での7月の声明で利上げが確実に近づいていることを示していました。

中国の景気減退懸念は大きなきっかけではありますが、9月にあるだろうと強い予測がされていたアメリカの利上げを織り込んでおり、世界的に大幅な下落になったと思われます。

8月26日からの反発
投資家が一番てこずったのは8月26日だと思います。経験の浅い私なんかは、6日連続下落より、この日の値動きの方が驚かされました。
一時17714円まで下げましたが、そこから一気に買いが強くなり、570円高と大幅に反発しました。
中国の追加の利下げなどが背景にはあったと思いますが、大幅下落によるパニック的な売りが一旦落ち着き、底値での買いを狙った投資家が多かったのだと思います。
反発の予測は私もできていました。(その際のブログ)しかし、このボラティリティ(値動きの大きさ)は予想外でした。
その後、その流れに乗るように買いが入って株価は上昇しています。



8月の大きな下落によって、日本市場も中長期的に下落トレンドに入ったのではないでしょうか。この記事は8月の振り返りということで9月に入ってからのチャートは入れていませんが、9月1日はまた大きく下落しました。そして続く9月2日は始値は下げたものの、取引時間中は値を大きく上げたり、下げたりしました。今の相場は毎日どっちに転ぶか分からない状態です。こんな時は一旦相場に向き合うことを諦めることも手だと思います。

もう少し暇つぶし…
ちなみにアメリカの利上げについては、今後もまだ注目すべきポイントです。この市場混乱によって9月利上げを見送る憶測も強くなっています。9月か12月か、それとも年内利上げを見送るのか、今月のFOMC次第ではまたまたナイアガラの滝を見せられるかもしれません。
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