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虎視眈々なボルボ ~ドイツ最大手の凋落を見据えて?~

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最近、ボルボが元気な気がします。
なんかこう虎視眈々というか、ドイツ最大手の凋落を見据えているというか。
で、そんなボルボが野心的な発表をしました。

具体的には、航続500km程度のフルEVの開発とコンパクトモデルのプラットフォーム開発により、世界新車販売台数を2020年までに80万台に増やすということです。
ちなみに今年の世界新車販売の見込みは50万台ですから、今後毎年、前年比10%増を達成する必要があるわけです。

こちらは航続500km程度のフルEVで、2019年に市場投入予定だそうです。
ボルボは、販売台数の10%ほどを占めると予測しているようです。


こちら新しいコンパクトモデル用プラットフォーム「CMA」、分かりやすくコンパクトモジュラー・アーキテクチャだそうな。
V40のようなCセグメント辺りのプラットフォームとして、2.0リットル4気筒エンジンや1.5リットル3気筒エンジンを載せるためのものとなるようです。
ご覧の通りプラグインハイブリッドも見越したプラットフォームとなっております。
こちらは2017年登場予定とのことです。


そんなこんなのボルボですが。

まあ、世界新車販売台数が80万台を達成したとてVWの500万台という数字には到底及ばないんですが、それでもVWから流出した顧客をキャッチすることは狙っているように思うんですよね。
特にV40辺りなんか、ゴルフからの乗り換えに勧めやすそうですし。

80万台という台数こそパッとしませんが(ドイツ御三家は200万台前後)、それでも今後5年間コンスタントに年率10%以上の伸びを実現するって、容易じゃないと思います。
どんなにいい車ができても、どんなにそれが安くて魅力的でも、景気にも左右されますしね。

まあでも自動運転分野といい、パワートレインといい、車種の展開の仕方といい、攻めの姿勢であることに間違いはないですね。


んでは!








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