HSBC から配当金
受取金額は税引き後USD換算で約405ドルです。直近のレートで計算すると48,306円となります。現在の配当利回りは6.42%となっています。
HSBCは今年で創業150年を迎えます。150年前といえば1865年で日本では江戸時代末期です。
最近になってマネーロンダリング、プライベートバンクでの脱税ほう助、Libor金利操作、為替操作など金融関係の不正が多数起きていますが、これらにHSBCが絡んでないことがありません。150年もやってればそりゃあ負のコネクションも増えるでしょうね・・・。
ただ、そういう不祥事が起きてもHSBCに関しては徹底的に叩いて潰してやろうという雰囲気にはなぜかなりません。これも150年もやってれば潰れると困る人が山ほどいるわけで、こういう良いコネクションがあるおかげでしょうね。
さてHSBCの指標はどうなっているでしょうか。
ROAは0.55%と今の業界の水準からすれば、まあまあです。
普通株式等Tier1比率は2014年時のデータですが11.1%で問題なし。コスト効率比率は67.3%と高いですが、和解金・制裁金といった特殊要因が無ければ60%を切る程度まで努力次第では行けそうです。
D/Eレシオは2013年の時点で13.7倍でしたので、今はもっと下がっているでしょう。今はリーマンショックで規制が強化されたためどの銀行も低いのですがHSBCはリーマンショック以前から低く、財務良好で堅実なイメージがありました。
同じく昔から堅実なのはウェルズ・ファーゴやバンカメ、スタンダードチャータード、スペインのサンタンデールなどです。
逆に今は真面目を装っているけれど昔は相当ヤンチャだったのが、バークレイズ、ドイツ銀行などです。これらの銀行は私はパスの方針です。
まとめると、とにかくHSBCは平均的な所が多く、特徴を書きづらい銀行です。
川の石だって150年も転がりまくれば丸くなるでしょうし、そんな感じじゃないでしょうか。
配当はきっちり出してくれる会社だと思いますので、銀行株の中では買う価値のある会社のひとつだと考えています。
これで今年の合計受取額は10,602ドル(1,263,308円) となりました。
<参考>
JPN_HSBCHoldingsplc_2014ar.pdf
7440.pdf
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