どうも、このブログでははじめましてになります離島在住と申します。
このたび管理人から「記事書いてみない?」というありがたい誘いを受けまして、「じゃ、じゃあせっかくだから俺が住んでる島のこと書いていい? ねえねえ、いいでしょ? ねえねえ! 宇久島のこと宣伝したい! ねえねえ!」と押し切った結果このFind Marketというブログにマーケットとはまったく関係のない離島の記事を書かせていただけることになりました。
というわけで、「経済関係ないなら読まないぜ!」って人は絶対に読まないでください。読みはまりすぎて抜け出せなくなります。
まず、僕が住んでる離島がどこかっていうと長崎県は五島列島の最北端宇久島というところです。本土からフェリーで3時間以上かかるし、どう考えても五島ですが、平成の大合併で佐世保市になりました。(「平成の大合併」って「王政復古の大号令」みたいでかっこいいですよね)
どんな島かっていうと、とにかく海が、草原が、きれい、日本の風景ではなかなか見ないような原色で、しかも歴史もあれで…
まあ、文字より写真のほうが早いので、観光協会のホームページ貼っておきます。
http://www.ukujima.com/
ここで宇久島の大体のことがわかります。
ので、宇久島の宣伝はここで終わり!
管理人からこの記事書く話があったときは宇久島のこともっと書くつもりでしたが、最近ちょっと気が変わってやっぱり
寺島のこと書きます!
寺島は宇久島の横にある宇久島よりもっと小さな島です。(属島とかいいますね)住所は宇久町寺島だからまあ、結局宇久のことを書くのは変わらないですね。
漁港を中心に現在では6人の方が生活しています(高齢化率はなんと100%)。
こんな感じのノスタルジックな島です。
家は結構いっぱいありますけど、ほとんどが空家、かつては島のほとんどが農地でしたが、その農地も今ではたいていジャングル。
今ではジャングル、たいてい。
最近は風力発電の人たちが伐採をしてくれているので道がだいぶきれいになっています。
石垣と門、ジャングルを模した公園のようにも見えますが(ピンボケですみません)、これは小中学校跡。それを知ればこの門と石垣の奥に校庭と木造校舎のイメージが膨らみますね。校舎がまったく残ってないのが残念です。
かつては小中あわせて200ほど児童生徒がいたというから、それほど寺島の人口減少はすさまじかったのでしょう。
まあ、こんなこと過疎が進む離島や農村ではよくあることだ、やっぱり東京万歳!大阪万歳!万博万歳!なんて思われるかもしれませんが、ここ4年間人口が減り続けている日本に住んでいる限り、どこだって他人事じゃありません。
これはなんかのTV番組で藻谷浩介さんが言ってたことなんですけど、たとえば明治時代、偉い人はよく外国に行きましたよね。
今となっては、外国が好きだから、
外国に行けば自動的に英語がしゃべれるようになるだろうから、
就職活動行き詰ってやることないから、
本当の自分を探しに、
とかいう理由で皆さん外国に行きますけど、まだ産業革命が始まるか始まらないかのころ、日本人にとって洋行とは未来を見に行くことだったんですよね。
日本も外国に倣った国づくりを進めていたわけですから、当時の西洋の風景は確実にこれからの日本が通る風景であり、要するにそこに日本の未来が見えたわけです。
では、2015年、これからの日本が確実に通る風景とは何かといえば、少子高齢化ですよね。統計的予測の中でも人口はもっとも嘘をつかないと言われていますから、これから日本の人口がどんどん減るのはほぼ確実。
そうなれば日本の未来はどこにあるかといえば、人口減少、高齢化が進む寺島のような島なのです。
だから偉い人はもっと離島とかに行ってそこの問題を認識すべきだよなあ、と僕は思うのです。そう、将来の自分たちのためにね!
思ったより長くなりそうなので、続きます!次回は離島が抱える問題についてです。
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