こんにちは。存在を忘れかけていた決算書をザックリ見る。のシリーズ。では今回はサクッと損益計算書(P/L)についてです。今回も前回までで登場したトンカツ屋を例に説明していきます。
損益計算書って何?
損益計算書(P/L)は決算書をあまり見ない人もイメージしやすいと思います。売上とか利益とか表しているやつです。大まかな骨組みは、こんな感じです。
一気に色んな言葉が出てきました。でも何となく掴むのは簡単です。
売上
これは説明不要ですかね。トンカツ定食を800円で売ると売上が800円計上されます。売上原価
トンカツ定食を作るには、豚肉や米やキャベツとか仕入れないといけないですね。そういうものの価格です。原価ってよく言うやつがこれにあたりますね。売上総利益
売上-売上原価です。仕入れたものを仕入れた値段で売っても利益になりません。何か付加価値をつけて売っているのです。原価に対してどれだけの付加価値をつけてるかが分かります。販売費及び一般管理費(販管費)
トンカツ屋を運営するためには、店舗の家賃や光熱費がかかりますね。また店の宣伝をするために広告費をかかってくるでしょう。店員を雇うと人件費もかかりますね。それらの営業を継続していくのに必要なものが、ここにきます。よく経費とか言うものは、だいたいここになりそうです。営業利益
売上総利益-販管費です。事業そのものの成果が見れるのが営業利益になります。ここが赤字だと事業のありかたをよく考えないといけないですね。経常利益
営業利益+営業外収益-営業外費用です。営業外収益・費用とは、その言葉通りです。本業以外での収益や費用ですね。そんなものあるの?と思うかもしれません。例を挙げると長期で保有している株の配当金や受取・支払利息などが営業外収益・費用になります。つまり経常利益は企業の正常な儲け(損失)を見れる科目ですね。当期純利益
経常利益+特別利益-特別損失-税金です。特別利益・損失には不動産や株などを売却した時に出る利益(損失)などがよく入りますね。営業外収益・費用がだいたい決まってあるもの。特別利益・損失が突発的に出てくるもの。ぐらいで捉えていいと思います。当期純利益は企業の最終的な儲けですね。今回は本当にザックリ書いていきました。でも何となく分かって頂けたのではないでしょうか。後々、実際の企業の決算書も見ていこうと思いますので、そこでさらに分かってくると思います。
決算書をザックリ見る。
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