今回の話は超長期の話で、かなり紛れが多いです(これを妄想ともいいます)
「石器時代は石がなくなったから終わったのではない(サウジアラビア元石油相 アハマド・ザキ・ヤマニ)」
という名言があります。石器時代は青銅器や鉄など石器に変わる新しい技術が生まれたから終わった。石油も同じという意味です。
ここ最近、シェール革命や中東情勢で原油価格が歴史的に暴落しています。でもこれは技術革新によって人類が石油を使わなくなったせいじゃないですよね。
むしろ石油が下がったことで代替エネルギーとの価格競争力が強まり、ますます石油依存が高まるんじゃないでしょうか。
実際、アメリカでは燃費の悪い馬鹿でかいクルマが売れまくっているそうです。
また、この原油安はバイオ燃料やメタンハイドレード、再生エネルギーの開発によってポスト石油の時代に移るはずだった未来を、大幅に遅らすことになるんじゃないでしょうか。
結果として、私はエネルギーセクターへの投資の賞味期限が延びたと考えています。
エネルギーセクターから一旦降りるのは、再び原油価格が高騰するか、環境問題による健康被害がもはや手に負えないレベルになって、人類が代替エネルギーの開発に本気で取り組まざるを得なくなった時だと思います。
その時は今あるスーパーメジャーのいくつかがおかしくなるような大波乱があるとは思いますが、やっぱり餅は餅屋ということで、生き残ったスーパーメジャーは新しいエネルギーを扱うスーパーメジャーとなっているんじゃないでしょうか。
まあ投資家としては波乱の前に一旦降りたいものですが、そもそもそのタイムスケールはというと、私が死ぬまでにその機会は来ないレベルかもしれません。
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