三代目メイドさん着任
先代メイドのアミーが突然いなくなってから1ヶ月。移住直後からの友達クリスティンからの紹介で、旧正月の昨日、新しいメイドさんが我が家にやってきました。
紹介者のクリスティン(愛称ティンティン)は、シライ市内で活動する日本の某NGOで現地スタッフとして働く女性。愛嬌満点できれいな英語を話し、何よりも実務能力抜群。私が出会った中でも、時間をきちんと守り日本的な細かい気遣いができる数少ないフィリピン人の一人。一時期、私のイロンゴ(ネグロス島の地方言語)の先生をしてもらってたことも。
こういう人の紹介なので、間違えても手癖が悪かったり、怠け者だったりはしないだろうと思ってました。実際ティンティンは「信頼できる人を探してます」とのこと。
そのティンティンとお姉さんに伴われてやってきたのは、23歳のネルジー。背はそれほど高くないけど、がっちりした体格。何となくラグビーでもやってそうなほど、胸板が厚くて腕っ節も太い。ところがそんな体付きと相反するように、気の毒なほどの緊張状態。
リビングで私と家内で面接みたいに話をしましたが、喋るのはお姉さんばかり。ネルジーはよほど顔見知りをする性格らしく、まともにこちらの顔も見られない。しかも、生まれが島の反対側の東ネグロスで、母語がセブアーノ。イロンゴはあまり分からない。高校は出てるので英語は喋るそうですが、コミュニケーションに不安が残ります。
30分ほどの話し合いの後、月給はアミーの時と同じ2500ペソで、早速その夜から住込みで働くことになりました。私の懸念とは関係なく決定権は家内にあります。家内がOKといえばそれでOK。
ネルジーは二日前まで隣街の州都バコロドでメイドをしてたそうです。その雇い主がひどくて給料の滞納が続き、堪りかねて辞めてしまった。なるほど、前の職場がたいへんだったので、警戒心もあったんでしょうね。
夕食の時に判明したのは、ネルジーがベジタリアンだったこと。久しぶりにコロッケを作ったのですが、全然食べられない。豚も鶏もダメ。卵スープをほんの少し口にしただけで、ごちそうさま。ネルジーは料理ができないので、これから私が献立に頭を悩ませそうです。
そして一夜明けた今朝。私の心配とは裏腹に、昨夜とはずいぶん違って機嫌よく窓拭き掃除してました。目が合うと、こちらを見て笑顔で挨拶。家内とは普通に会話をしてるので大丈夫みたい。トーストの朝食も済ませて、朝市での買い物もこなしました。取り敢えずは一安心というところでしょうか?
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